合同会社の設立時に必要な印鑑はコレだ!代表社員が準備する印鑑のすべて

日本は印鑑の文化なので、なにかと契約ごとには印鑑が必要になりますね。海外だと逆にサインが主流なのですが、兎にも角にも合同会社を設立する時には印鑑が必要です。

すると気になるのが合同会社設立時の印鑑の種類です。印鑑を作成する時の注意点はあるのでしょうか。これから合同会社設立しようとする方に向けて、印鑑作成の基本事項から注意点までまとめてみました。

◆合同会社を設立する時に必要な印鑑

会社と聞くとほとんどの人が株式会社を思い浮かべますが、実は他にも会社の種類が存在します。その中の一つが合同会社です。株式会社と比べて設立費用が安かったり、会社の運営がしやすかったりするので、最近注目を集めているのがこの合同会社。まずは合同会社設立時に必要な印鑑の種類について見ておきましょう。

合同会社設立に必要な印鑑(法人印セット)

合同会社の設立するには基本的に法人印セットを作成します。基本的には代表印と銀行印と角印の三点セットを法人印セットと読んでいます。

1、合同会社の代表印

合同会社でメインとなる印鑑です。「合同会社の実印」と言ったり、「合同会社の代表者印」と言ったりしますね。もちろん合同会社を設立する時に使いますし、合同会社を設立した後に、代表社員が主に管理をすると思いますが、対外的に何か契約を結ぶ時に利用する印鑑です。

2、合同会社の銀行印

銀行印とは、そのまんま銀行に届け出るときに使う印鑑のことです。合同会社を設立したら法人口座を作らなくてはならないので、代表社員は銀行へ手続きをしに行きます。だいたい銀行印を作る方が多いので、そのときにこの銀行印を使います。

3、合同会社の角印

角印はその名の通り、四角い形をした印鑑です。厳密に言えば、合同会社設立時にこの角印は必要ありません。むしろ会社設立後に実際に会社を運営するにあたり登場する事が多くなる印鑑ですね。見積書や請求書などに会社の正式な書類ですよと認めるための押す印鑑として利用する事が多いです。

合同会社の印鑑は一つでも会社設立可能です

合同会社を設立するのに法人の三点セットが必要なように思いがちですが、実は合同会社の代表印一つだけでも設立可能です。その時は、会社の実印として代表印を登録しつつ、銀行の届出印も同じ印鑑を登録する事になります。たくさんの印鑑を作って管理が大変という方は一つだけでも良いかもしれませんね。

代表社員の個人の印鑑

合同会社の設立には代表社員の印鑑が必要です。これは代表社員の個人実印になりまして、代表社員の印鑑証明書と同じものを準備します。時々、印鑑証明書と違う代表社員の実印を使ってしまうケースも見かけるので注意が必要です。代表社員の印鑑証明書の準備と取得に関してはこちらの記事にも詳しいので参考にして下さい。

合同会社の社員の印鑑

代表社員の他に社員がいるようなら、その方の印鑑が必要です。印鑑証明書は代表社員のものだけ用意すれば良いので、社員は印鑑だけですね。ちなみに合同会社における社員とは従業員の事ではなくて、会社のお金を出資して経営に携わる人の事を「社員」と呼ぶので使い分けに注意して下さい。

合同会社のゴム印

ゴム印は合同会社の名前や、住所、代表社員の氏名をあらかじめゴムの印鑑にしておくものです。そうすることで、書類や契約書を書くときにわざわざ手書きで会社名や住所、代表社員の氏名を書く手間を省けるのです。

◆合同会社設立時に必要な印鑑の役割

合同会社設立時に必要な印鑑の役割について見ておきましょう。具体的に自分が代表社員として合同会社を立ち上げた時に、どんな印鑑を用意するか判断する材料になればと思います。

ハンコと印鑑の違いを知っていますか?

印鑑について調べているとなかなか興味深かったです。ハンコと印鑑の具体的な違いって説明できますか?私はわかりませんでした(笑)。少し余談になりますが、ハンコと印鑑の違いについても整理してみましょう!

(1)ハンコとは何?

ハンコは印を押すための印影が彫られている印そのものを言うそうです(私はこのハンコのことを印鑑だと間違って認識していました)。「え!?木や象牙やら何か高級そうな石で作られている、あっちがハンコなの!」という驚きからスタートしました。

(2)印鑑とは何?

ではでは、印鑑って何なのかってことなのですが、これはハンコを朱肉に付けて押した後の印影のことを言うそうです。ですので、「代表社員の印鑑を持って来てください」ではなく「代表社員のハンコを持ってきて下さい」と言うのが本来あるべき伝え方なのですね。

(3)ちなみにシャチハタとは?

ちなみにシャチハタについてですが、朱肉をわざわざ付ける必要のない赤いインクがすでに本体に入っている印のことを言います。銀行への届け出や正式な書類へ押す印としては認められないので注意しましょう。

合同会社設立時に必要な印鑑の役割や要件を整理

・合同会社の代表印の要件

合同会社の代表印は会社設立時に押印したり、対外的な契約の時に使う印鑑です。ですので、この代表印は法務局に登録して、会社を代表する正式な印鑑ですよ、という登録をしておきます。これを合同会社の印鑑登録証明書と言います。

合同会社の代表印の大きさや形の要件

代表印は印影の大きさが1センチ以上3センチ未満でなくてはなりません。裏を返せばこの大きさの範囲内であれば、どんな形でも大丈夫なのです。普通印鑑は丸が一般的ですが、四角い形でこの代表印を作られている方もいらっしゃいました。

合同会社の印影の中身には何か条件はある?

印影の中身は内側の丸と外側の丸の二重丸構造になっていて、外側の丸に大体は「合同会社○○」と会社の社名が記されています。そして内側には合同会社であれば「代表之印」とか「代表社員印」「業務執行社員之印」などと記されることが多いです。これが株式会社ですと「代表取締役印」と記されることがほとんどです。

・合同会社の銀行印の要件

銀行印は、代表印と同じでも問題ありません。ただ、紛失や盗難などのリスクを軽減するために代表社員の方は別途銀行員を作成する事が多いです。銀行印は基本的にゴム印やシャチハタはNGの事が多いです。大きさに特に条件はありませんが、12センチから15センチで、代表印より少し大きくするようですね。

・合同会社の角印の要件

角印は会社が対外的に提出書類をその会社が出したものだと正式に証明するような効果があります。そのため、請求書や見積書などに押す事が多いです。また、社内の稟議書など正式な手続きを踏む時にも押したりします。

・代表社員の実印の要件

代表社員の実印は特に要件は決められていません。たぶん合同会社設立時に初めて印鑑証明書を作る人もいると思います。その時は認印であれば何でも良いのですが、せっかくなので素材や形などにこだわっても良いかもしれません。一生使うものですからね。

合同会社の印鑑はどこで作れば良い?

ここまで来ると合同会社の印鑑はどこで作った方が良いのかというお話になりますが、いつもオススメしているのが以下の印鑑専門店です。10年間の無料保証だったり、印影も無料確認できたり、ものによっては即日発送してくれたりと印鑑の安さに関わらず、かゆい所に手の届く手厚いサポートが特徴です。

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印鑑を綺麗に押すコツ

こちらも余談になりますが、合同会社設立時にたくさんの印鑑を押す事になります。その時にキレイに印鑑を押す工夫点が動画で共有されていたので紹介しますね。

◆合同会社設立の流れに紐づく印鑑

最後に合同会社設立の流れの中で、どんな書類に何の印鑑を準備すれば良いのかを整理しておきたいと思います。

1、代表社員の方の印鑑証明書を準備

合同会社を設立するときには、代表社員の印鑑証明書が必要となります。印鑑証明書とは印鑑を証明する書類です。まずは自分の住んでる市区町村に印鑑登録をしまして、印鑑証明書を発行してもらいます。代表社員の印鑑を登録して印鑑証明書を取得すると、まずは第一段階クリアです。

2、次に定款を作ります

定款は会社のルールを決めたものです。合同会社の運営ルールはほとんど定款によってきめられているといっても過言ではありません。こちらの定款は電子署名をする場合には印鑑を押す必要はないのですが、自分で紙で作る場合は最後の社員が記名押印する箇所に会社の代表印と代表社員・社員の個人の実印を押していただきます。

3、払込証明書を作る(合同会社の代表印)

そしたら資本金の払込証明書をつくります。まだ合同会社の法人口座が出来ていないので、代表社員個人の口座に資本金の出資する額を振り込みます。そして、通帳の表紙と、表紙を一枚開いたページと資本金を振り込んだ通帳の印字面をコピーしておきまして、払込証明書を表紙にしてホッチキスでとじるのです。表紙に捨て印と一緒に全ページに割印をします。

4、印鑑届出書の作成(合同会社の代表印&代表社員の印鑑)

次に合同会社の代表印を法務局に登録して、法人の印鑑証明書を作るための書類をつくります。ここには、合同会社の代表印と代表社員の印鑑を押すことになります。

5、代表社員の就任承諾書(代表社員の印鑑)

こちらは代表社員が、合同会社の代表に就任しましたということを取り決めるための書類になります。代表社員の個人の印鑑を押してもらいます。

6、本店所在地及び資本金決定書(代表社員&社員の印鑑)

こちらは書類の名前通り、合同会社の住所と資本金をこうしますよ、という具合に決定するための書類です。代表社員や社員の印鑑を押します。

7、合同会社設立の登記申請書(合同会社の代表印)

合同会社を設立する時の書類です。申請する人だったり、どんな情報を申請するのか、登録免許税分の切手を貼ったりします。複数ページになりますので、ホッチキスでとめて、合同会社の代表印で押印と割り印をします。

◆合同会社の設立時に必要な印鑑はコレだ!代表社員が準備する印鑑のすべて、のまとめ

基本的に合同会社設立時には法人印セットと代表社員と社員の印鑑を準備しておけば事足ります。特に合同会社の代表印は大きさだけ気をつけておけば、後は自分のこだわりを存分に発揮して良いと思います。素材や形、印影の形だって丸にこだわる必要も無いですから、せっかくなのでこだわりの一本を探してみては如何でしょうか。ちなみに、いつもオススメしているのは以下の印鑑専門店です。

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