ベンチャーとスタートアップの違いとは?始めるなら株式会社設立・合同会社設立・個人事業のどれがいい?

会社設立・独立・起業アドバイザーのごはんつぶ(@gohaotsubu)です。これまで通算1000件を超える会社設立や起業、さらには採用や社員教育・コーチングのお手伝いをしてきました。

ベンチャー企業とかスタートアップ企業と聞いてどんな会社を思い浮かべますか?立ち上げたばかりの会社…若い経営者の企業…などイメージは様々だと思います。

今回はベンチャーとか、スタートアップの言葉の定義づけを明確にすることによって、「株式会社」「合同会社」「個人事業」のどちらで始めるのが良いのか考えていきます。

この記事でわかること

・ベンチャー企業やスタートアップ企業の定義や違いについて。
・ベンチャーやスタートアップで立ち上げる時に適した組織について。

◆ベンチャーやスタートアップの違いや定義について整理

最初にベンチャーとスタートアップの定義や意味の違いについて整理しておきましょう。何気なく使ってしまいがちな言葉なので注意が必要です。

(1)ベンチャー企業の定義とは?

ベンチャー企業やベンチャービジネスなどで使われる「ベンチャー」とは「venture」と表記します。冒険とか投機という意味らしいのですが、アドベンチャー(adventure)の冒険という意味よりも生命の危険とか、リスクのある意味合いが強いのですね。

このような語源から、大企業が行うにはリスクが大きすぎる分野にて事業を立ち上げることをベンチャービジネスと呼びます。

具体的には新しい技術や、新しいサービスを開発して展開していく企業をベンチャービジネスとか企業をベンチャー企業と言います。

(2)スタートアップ企業の定義とは

スタートアップというのはアメリカのシリコンバレーが発祥と言われています。

広義のスタートアップという意味には「起業」とか「立ち上げ」という意味があるので、ベンチャーと同じように使われることが多いです。

他にもスタートアップの意味では、今までにない技術やサービスで業界に革新をもたらすような事業を展開することを指します。イノベーションや新しいビジネスモデルにより新しい市場を生み出すこととも言えそうです。

(3)ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い

ベンチャーやスタートアップを「起業」とか「事業の新規立ち上げ」のように考えるのであれば、ほぼ同じ意味で使われていることになります。

明確な違いについて言語化するのは非常に難しいのですが、ベンチャーよりもスタートアップの方がイノベーションの要素が強いと言われています。世の中にない新サービスや新技術によって新しいマーケットを拓いていく感覚がスタートアップの方が強いのです。

さらにスタートアップの出口戦略には事業譲渡やIPOをベンチャーには無いスピード感を持って行われることに違いがあると言えるでしょう。

スタートアップのスピードと出口戦略

スピードについては言わずもがな、スタートアップ企業は技術革新や市場開拓は圧倒的に早いです。技術開発の速さ、事業立ち上げの速さ、売上を伸ばす速さ、圧倒的な違いを感じるでしょう。

また、出口戦略とは会社や事業を立ち上げた後のゴールをどこに設定するのか、ということです。スタートアップ企業は大手企業に事業を買ってもらうバイアウトとか、株式を公開するIPOを明確なゴールとして添えている点で違いがあります。

◆ベンチャーやスタートアップをどんな体制で始めるのか?

それでは本題に入っていきましょう。

事業を始めるには「個人事業主」「合同会社」「株式会社」の三種類が王道だと思います。他にも超細かく考えれば、NPO法人とか一般社団法人とかも出てくると思うのですが、今回は複雑になるので触れないでおきます。

まずは三つの体制でベンチャーやスタートアップを始めるとしたら、どんな感じなのかを整理していきます。

(1)個人事業としてベンチャーやスタートアップを始める

個人事業主で事業を始めることはできます。ただし、法人と違い責任は全て個人が負うことになるので、ベンチャーやスタートアップとして始める場合は新技術や新サービスの仕込み段階で行う方が良いでしょう。

融資を受けたり、出資を受けたりする場合は合同会社や株式会社のような法人で始める方が良いと思います。

(2)合同会社としてベンチャーやスタートアップを始める

合同会社の特徴はお金を出資した人は基本的に会社経営に携わる点です。ただし業務執行権を持たないようにすれば、出資だけをしている状態にも一応できます。

他にも合同会社としての特徴は、利益の配当などを出資している比率ではなく、定款上で自由に調整ができます。

もし出資を受けて合同会社としてのベンチャーやスタートアップを目指す場合には、出資者ともよく話し合った上でこうした出資者の構成を考えるようにしましょう。

(3)株式会社としてベンチャーやスタートアップを始める

ベンチャーやスタートアップを法人で始める場合は、株式会社が一番王道だと思います。

事業のバイアウトをゴールにするのであれば、株式会社として株式を買い取ってもらう流れになりますし、IPOを目指すのであれば株式会社であることは必須です。

特にスタートアップ企業の特徴としては、短期間でバイアウトやIPOを目指すわけですから創業時から株式会社にしておいた方が便利でしょう。

その場合には、企業から出資してもらったり、投資家に出資してもらう場合にどんな株式で比率をどうするのかなど資本政策には十分気をつけなければいけません。

◆「ベンチャーやスタートアップの起業」まとめ

今までにない新しい技術やサービスで世界を変えるベンチャー起業やスタートアップ起業が日本から産まれるのであれば、それはとても嬉しいことです。

事業譲渡やIPOを目指したスタートアップであれば株式会社として始めた方が良さそうですね。ベンチャー企業でも出口の展開を考えるのであれば株式会社の方が色んな道へ展開しやすそうです。

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2 件のコメント

  • いつも大変参考になり、役に立っており感謝申し上げます。
    1点文章の誤字がありましたので報告させていただきます。

    「ベンチャー企業を始めるなら株式会社設立・合同会社設立・個人事業のどれがいい?」のページの
    〉〉◆会社設立でベンチャービジネスを展開する注意点
    〉〉ベンチャー企業を立ち上げるには株式会社?合同会社?個人事業?
    〉〉ヒト
    の中の文章で「合同会社」が「合同外車」になってます。

    • コメントありがとうございます。
      誤字のところもご指摘ありがとうございます!修正させていただくと同時に記事も大幅にリニューアルしました。
      今後とも宜しくお願い致します!

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