プロ野球選手はなぜ高級車に乗るのか?税金対策になるの?

プロ野球選手といえば、子どもたちの憧れの職業であり、一流選手ともなれば想像も出来ないぐらいの年俸を得る夢のような職業です。特に日本ではプロ野球は根強い人気がありますよね。そして、プロ野球選手といえば高級車を乗り回しているというイメージがあるのではないでしょうか。勝手な偏見で、高級車に乗るのも、お金遣いが荒そうなのも、税金対策のためではないかと思われがちです。

そこで、今回はプロ野球選手が高級車に乗るのは税金対策なのかどうか調べてみました。実際に莫大な年俸を受け取る一流のプロ野球選手はどのように税金対策をしているのかも見ていきましょう。

ちなみに自分自身で税金対策(節税)を行うには、どうしても限界があります。税金のプロである税理士の方が秘密にしておきたい裏技を余すところなく教えてくれている情報がありますので、興味のある方は以下をご覧ください。

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◆プロ野球選手の税金の考え方

プロ野球選手の収入って?

プロ野球選手は所属する球団から年俸というかたちでお金を頂きます。年俸は一般の従業員が受け取るような給与の扱いではなく、事業所得という扱いになります。つまり、基本的にプロ野球選手一人ひとりは個人事業主であり、確定申告をしなければならないという事です。

他にも、超一流のプロ野球選手ともなればテレビCMの出演料やグッズ、賞金や商品なんかも収入に組み込まれるわけですね。それらの合計から、日々使う経費を差し引いて税金を決めるのです。プロ野球選手は成績によって、年俸が乱高下するシビアな世界です。

急に収入が激減して、高い年俸を見越して購入した住宅ローンの支払いが出来ないとか、住民税は前年の収入をもとに計算されるので、昨年収入が大きくて今年収入が小さくなると、住民税の負担が大きなダメージにもなりかねません。だからこそ、プロ野球選手はなるべく多くの経費を計上して、少しでも納める税金を安くしたいと思うのは、普通の個人事業主の人たちと考え方は一緒ですね。

プロ野球選手ってどんな経費があるの?

プロ野球選手の使える経費は少ないと言われています。個人事業主の利用できる経費はあくまでも事業に直接関係のある経費と言われているので、プライベートなどで利用した経費を何でもかんでも経費に入れてしまうのはNGです。

シーズン中の交通費や宿泊費が球団持ちの場合は、もちろん経費として見ることは出来ません。そうすると、グローブやバット、トレーニングウェアなどは経費に含まれると思うのですが、一流のプロ野球選手ともなると、スポンサーがついて無償で提供されることもあるわけで、そうするとさらに経費に出来るものが減っていくわけです。

トレーニング機器の購入にかかった費用や、ジムに払った費用、トレーナーと専属契約を結んだりした場合は直接事業に関わるお金ということで経費として認められるでしょう。ここで気になるのが、事業とプライベートがごちゃごちゃになりやすい経費についてです。

◆家事関連費に関して

個人事業主として確定申告をしていると、どうしてもプライベートで利用するお金と、事業で利用しているお金がゴチャゴチャになる事が出てきます。明確に分けれればいいのですが、分けれないようなものだと頭を悩ませますよね。

まず、事業に関係のない費用、つまり完全なプライベートな費用の事を「家事費」と言います。事業に使ったお金と、プライベートで使ったお金が混在しているものを「家事関連費」として処理するわけです。原則として事業で使っている割合が50%を超えていないと費用にできません。大体3分の1つかっているから、その分を経費にしようと思っても中々難しいわけです。

ただ、事業で使っている部分と、プライベートで使っている部分が明確に分けられるのであれば、事業で使っている割合を按分して経費にできるのです。携帯電話やインターネット代、自宅と事務所が混在している場合などは明確な区分を設けてなるべく経費に出来るようにした方が税金対策になりますね。

◆プロ野球選手は税金対策のために高級車に乗っているの?

ここから本題に入っていければと思います。見てきた通り、プロ野球選手が税金対策のために、経費できる種類は他の個人事業主と比べて少ないことがわかってもらえたかと思います。そこで、税金対策のために高級車に乗るプロ野球選手が出てくるわけですね。

プロ野球選手に税金対策として高級車が認められるのはなぜ?

プロ野球選手が練習したり、試合のための交通費はもちろん経費になるわけです。有名なプロ野球選手であれば公共の交通機関をカンタンに使うわけにはいかないですので、自動車を利用することには一定の説得力がありますよね。そして、高級車の理由は、体が資本のプロ野球選手は自分の体を守るためにも頑丈な高級車を選んでいるとも言えるわけです。

高級車が経費に認められた事例があるので見てみましょう。

ちなみに高級車の場合は税務調査の時に経費として認められないケースがあるのかという不安が付きまといますが、しっかりとした理由があれば経費として認められるようです。フェラーリが経費になるかどうかを争われた事例が紹介されていたので、引用させて頂きます。

平成7年に国税不服審判所で、国税局と企業の間で係争が繰り広げられました。その中身は税務調査によって否認されたフェラーリの減価償却がありか?なしか?というものです。

(中略)

この係争に対する国税不服審判所の判断は、企業が経費でFさんのためにフェラーリを買ったこと自体はもちろん、企業の資産として減価償却を認めるという内容でした。

国税不服審判所がフェラーリ購入費用の経費算入を認めた理由は以下の3つです。

1)本当に業務で利用する用途で利用していた

一つ目の理由は、フェラーリを会社の経費で購入したFさんが、業務でフェラーリを使い倒していたことにあります。例えば出張にフェラーリで行った時にFさんは、宿泊代や高速道路の料金は出張費として会社に提出していましたが、交通費は会社に提出していませんでした。さらに3年間で7,600kmの走行を行っていたことも、業務の範囲内で使用した証拠として認められました。

2)私用でも自腹で買った高級車を持っていた

二つ目の理由としてFさんは私用の高級車を3台保有しており、そのいずれもが超高級車であったことが挙げられます。国税局の「高級車は道楽(私用)だから減価償却は認めません。」という主張に対して、「遊びは自腹でやってるもん。高級車だから減価償却が出来ない合理的な理由ってある?」という壮絶な返しを食らわせたわけで、税務局の訴えは極めて主観的なものと見なされてしまったわけです。

3)利益に対して適切な税金を支払っていた

最後の理由ですが、当該企業は1年で4億もの利益を出して、しかも1.5億円を税金として国に既に差し出していました。「利益を出して億単位で納税の義務は果たしているのに、年間で1,000万円いかない減価償却の何が悪いんだ:と言われれば、国税局もシュンとするしかありません。

プロ野球選手が税金対策で高級車を経費にする時は、やっぱり要注意

上で紹介した判例は、あくまでも企業で購入した高級車での話なので注意が必要ですね。個人事業主であるプロ野球選手の購入する高級車は先に紹介した事業とプライベートがゴチャゴチャになりやすい経費なわけです。

客観的に事業のために使っていると証明できるような状態でなければ、高級車の全額を経費として計算するのはやっぱり危険なわけです。実体としてプライベートと事業との両方で高級車を使っているようであれば事業で使っている割合をしっかり按分して経費にした方がいいでしょう。

◆プロ野球選手はなぜ高級車に乗るのか?税金対策になるの?のまとめ

いかがでしたでしょうか。プロ野球選手が高級車にのって税金対策をしているかと言われれば、そうだとも言えますし、それだけでない高級車である理由も認められるわけですね。プロ野球選手はたくさんの年俸を受け取っているスター選手にばかり注目が集まりますが、その裏側には日の目を見ない多くのプロ野球選手がいるのも事実です。普通の人たちからしたら考えも及ばないプレッシャーの中で勝ち抜いて、一部のスター選手だけが多額の年俸を受け取れるわけですし、超シビアに成績から次の年俸が決まるわけで次の年は何もないかもしれないリスクと隣り合わせです。そう考えると、事業を立ち上げて経営するということもプロスポーツ選手と似ている部分があるかもしれませんね。

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2018.03.04