日本一わかりやすい!会社設立時の資本金の決め方

会社設立を考えたときに、誰もが一度は頭を悩ますのが「資本金をどうすればいいのか?」ってことです。

資本金の金額によっては税金のルールが変わったり、仕事内容にも影響を与えたりする大事な項目です。

ごはんつぶ
むむむ!税金に影響を与えるとなると、テキトーに資本金を決められないね!

そこで、なるべく誰が読んでもわかりやすい形で、かつ会社設立時の資本金で大事なポイントや注意点を網羅するようにしました。これであなたも資本金博士です!

◆会社設立時の資本金の役割

資本金と聞くとどんなイメージ持ちますか?

会社設立時の資本金の役割といえば会社運営の元手になるお金だと考えておけば大丈夫です。他にも会社の信頼のものさしだったり、融資や許認可を受ける時の条件だったりします。いろいろあるので、ここでは会社設立時の資本金の基本事項を整理しておきましょう!

株式会社も合同会社も資本金の役割は同じ

よくある法人のかたちとして株式会社と合同会社があります。具体的な違いは「株式会社と合同会社の違いを超わかりやすく整理してみました」の記事を参考にしてください。

株式会社も合同会社も資本金の役割は同じです。具体的な役割は以下になります。

(1)会社設立時の元手になるお金・資金

会社設立時には、ほとんどの会社は売上が発生しません。個人事業主から法人成りをした場合は別ですけどね。たとえば売上が安定して入ってくるのに3ヶ月ぐらい必要だとします。でも、会社設立時からお金はどんどん出て行くんですよね。売上入るまでの3ヶ月分の支払いをまかなうのが資本金ってなわけです。

ごはんつぶ
確かに家賃やら通信費やら、会社の売上とは関係なしに支払わないといけないお金ってあるよね。売上が入ってくれば、そこから払えばいいけど、それまでは資本金を使って払うってわけなんだね。

(2)会社の信頼のものさし

資本金は信頼の尺度だったり、会社の体力だなんて表現されますよね。資本金が多ければ多いほど、会社として使えるお金が大きいわけですから第三者からしたら安心感があるって見えるんですね。資本金10万円の会社より、資本金10億円の会社の方が良いにきまってますよね(笑)

ごはんつぶ
なるほどねー。確かに会社が自由に使えるお金が多ければ、新しい分野に挑戦する資金になるし、会社が傾いた時の資金に使えるし・・・。お金はあるに越したことはないんだねー。

会社設立時に融資を受けるときにも、資本金の金額は大きな影響があるってのも信頼に関係あるからです。。自己資金と言われる会社に使えるお金が多ければ融資を受けれる金額も大きくできる可能性が上がるからです。まぁ資本金以外にも使えるお金を準備して自己資金と見てもらったりできるんですけど、詳しくは「会社設立時の融資の可能性を飛躍的に上げる方法」をご覧ください。

(3)許認可などで必要な要件

世の中の仕事には国から許可をもらわないとできない仕事ってのがあります。例えば人材派遣会社はざっくり言えば会社設立時に資本金2000万円ないとダメだったりするわけです(もちろん他にも要件あります)。まぁ、その仕事に関わる人が安全で安心してサービスを受けるためにも必要なものなんですけどね。

◆絶対に後悔しない資本金の決め方

なんとなく資本金の全体像がつかめてきたらOKです。次に具体的にいくらぐらいの資本金で会社設立すれば良いのか考えていきましょう。大きく分けると「会社運営の視点」と「税金対策の視点」の二つがあります。

「会社運営の視点」から会社設立時の資本金を考える!

ごはんつぶ
資本金の役割の一つにあった、会社の元手になるお金って部分だね。

(1)最低でも3ヶ月は売上なくても運転できる資本金を準備

今は資本金1円からでも会社設立できるようになりましたけど、さすがに資本金1円で会社作る人はそんなにいないです。すでにお伝えした通り、多くの会社が会社設立してスグに売上が入ってくるわけではありません。安定した売上が入ってくるまでは資本金でまかなっていかないといけないんですね。だから約3ヶ月から半年ぐらいは売上なくても大丈夫ぐらいの資本金があると良いですね、と言われるわけです。

ちなみに資本金が足りなくなれば役員や金融機関からお金を借りなくてはいけません。あんまり借金したくないって人は会社用のお金はある程度プールしておいた方が良いですね。具体的な資本金の金額の決め方というか計画の建て方や計算方法は「健全な経営をするために最低でも会社設立時はどれぐらいの資本金が必要?」の記事で紹介しています。

(2)許認可が必要な仕事かどうか確認する

人材派遣業や有料職業紹介、一部の建設業などは仕事の許認可を受けるのに資本金の縛りがあったりします。自分の経験のある分野で会社設立する場合は、どんな許認可が必要かわかるのですが全く経験のない分野で会社設立する時に「ちょっと心配・・・」という方はしっかり調べてから資本金を決めるようにして下さい。会社設立時に気をつけたい許認可については「会社設立時に気をつけたい許認可のすべて」をご覧ください。

ごはんつぶ
調べても調べてもわからない・・・なんて人は、行政書士の先生に相談すると良いね。こうした許認可って行政に対する手続きだから行政書士が専門分野なんだ。

「税金対策の視点」から会社設立時の資本金を考える!

(1)資本金は1000万円以上にならないようにする

会社設立時の資本金が1000万円以上になると税金が高くなってしまいます。一番インパクトがあるのが消費税です。ついでに法人住民税ってやつも高くなるんです。資本金1000万円未満で会社設立をすれば基本的に最初の2年間(2期間)は消費税を納めなくてよくなります。ここら辺の詳しい解説は「会社設立時の資本金は1000万円未満にして消費税対策!」の記事がわかりやすいです。

(2)資本金が1000万円未満でも消費税を納めないといけない会社もある

資本金を1000万円未満にしていたからスグに消費税を納めなくて良いとなるわけじゃないんです。次にいくつかの関門があるんですね。それが会社設立してから半年の売上と人件費です。これが半年で両方とも1000万円超えると2年目(2期目)から消費税を納めないといけなくなるんです。詳細と対策方法については「消費税免除を活用して上手に会社設立する方法」の記事を参考にしてください。

会社設立でおすすめの本

調べれば調べるほど奥の深い会社設立ですが、最初はわかりやすくマンガで情報を整理するのもオススメです。そんで、自分の会社に当てはまりそうな部分を詳しく調べていくって感じですね。全体像を「マンガでわかる会社設立・運営」でつかんでください。

◆その他の会社設立時の資本金に関する注意点

最後にここまでに出てきていない内容で、会社設立時の資本金でおさえておいた方が良いポイントを紹介しておきます。

お金以外のものを会社設立時に資本金として設定できる

資本金はお金で出資しないといけないと思っている人は多いと思います。実は現物出資と言ってお金以外を資本金として出資することもできるんですね。例えば車とかを金額にするといくらになるか想定して資本金に反映させちゃうわけです。いくつか注意点もあるので「現物出資をして会社設立するメリット・デメリット」をご覧下さい。

資本金を出資できるのは人だけじゃなくて会社もできる!

実は、資本金を出資できるのは人だけでなく会社も出資できてしまうんです。だから会社として新しく立ち上げる会社に出資したいというのはOKなんです。準備する書類や書き方が通常と変わってくるのでこちらの「法人が資本金を出資する時の会社設立方法と注意点」を参考にしてください。

ごはんつぶ
会社が出資した割合によっては、その会社の子会社みたいな感じになるんだよね。

そうだね。実は子会社や関連会社にすることによって税金対策ができたりするんだけど、資本金とは別の話題なのでこちらの「子会社を利用した税金対策を基礎から理解!」の方を参考にしてみてください!

会社設立時に必要な資本金の手続き

最後に会社設立の手続きの流れの中で、資本金の払込などをどうすれば良いのか等をみておきましょう。

(1)会社設立の基本的な流れ

株式会社のケースになりますが、会社設立の基本的な流れや準備しないといけない書類については「会社設立の費用と流れを徹底解説」の記事をご覧下さい。

(2)資本金の払込み方法

資本金を出資する人を発起人というのですが、資本金の払込み方法については発起人がたくさんいると間違えがちです。「資本金を払込む時の注意点」の記事をご覧下さい。

(3)資本金の見せ金は要注意

会社設立時に資本金の金額を大きくみせようとしてやりがちな見せ金という行為。最終的に自分の首を締めることになるのでオススメはしていません。詳しくは「見せ金で会社設立する時のリスク」の記事をご覧下さい。

◆まとめ

会社設立時の資本金の基本事項をまとめさせて頂きました。知ってるか知らないかで、会社運営のしやすさだとか、税金の金額まで変わるとなると知らないでは済まされないですよね。

会社設立タイミングからしっかり対策を立てて気持ち良く事業をスタートさせていきましょう!言葉が難しくて仕組みがわかりにくいなどあったらお気軽に教えて下さい。

ちなみに事業スタート時からしっかり出て行くお金の管理をしていく資金管理は重要です。今なら無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」がオススメです。通帳を自動で取り込んだり、レシート写真から読み込んだりしてくれて作業がラクチンです。

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▼むかしむかし、最低資本金制度というものがありました。
もう今はありませんが昔に存在した最低資本金制度を見ながら今の資本金の仕組みを理解しいたい方は「昔は会社設立のハードルが高かった!最低資本金制度とは?」をご覧ください。