新しく会社設立する人が、事業を成功させるために「ありとあらゆる準備」をするのは当然です。その準備の一つに「縁起の良い日を会社設立日にする」があります。
縁起の良い日といえば大安。もし大安を超える縁起の良い日があれば、それを会社設立日にしたくありませんか?
あまり知られていない縁起の良い日として、「一粒万倍日」や「天赦日」が存在します。他にも占いを使ってみるなど、最高の会社設立日を探す冒険に出ましょう。
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◆会社設立日とはいつ?定義は?
縁起の良い会社設立日を明確にする前に、会社設立日の定義を整理しておきますね。
会社設立日とは?
何をもって会社設立日と見なすのか?それは、登記申請をした日です。
登記申請日とは、会社設立書類を法務局に受け取ってもらった日。そのため、法務局が営業している日しか登記申請することができません。
つまり土日祝日は法務局が営業していないので、会社設立日にすることができないのです。
会社設立日を決めるときのコツとは?
法務局が営業している平日であれば、いつでも会社設立日とすることができます。いつでも良いからこそ悩みやすい。
そこで会社設立日を決めるときのコツを紹介しますね。
・会社の運営のしやすさで決める
普通の人なら最初の事業年度は12ヶ月に設定します。事業年度とは会社の業績を決めるひとくくりの期間のこと。
事業年度の最後の月を決算月と言います。ここから2ヶ月以内に会社の成績を確定して、納める税金を算出します。つまり決算月から2ヶ月は以外と忙しいのです。
この時期と繁忙期が重なってしまうと、大変かもしれません。そこで繁忙期に会社設立日が重ならないようにするのは、一つのアイデアです。
・思い出の日を会社設立日にする
誕生日などの思い出の日を、会社設立日にする人がいます。忘れにくいからちょうど良いかもしれないですね。
他にもバレンタインとかクリスマス、結婚記念日だけでなく、8月8日とか、11月11日などゾロ目を狙って会社設立する人もいます。
1月1日は元旦ので、法務局が営業していません。残念ながら土日祝日は会社設立日にすることができないのです。
・大安など縁起の良い日を会社設立日にする
会社設立日にこだわりのない人は、大安にする人が多いです。
会社設立日として縁起の良い日は大安だけではありません。本題である大安よりも縁起の良い日を探す冒険に出ましょう。
◆暦の六曜の中で大安を始めとした縁起の良い日をチェック
縁起の良い日の代名詞といえば「大安」です。結婚式をする日などは大安が良いとか言いますよね。カレンダーの暦にもこの仏滅や大安などが書いてあったりしますので、大安が縁起の良い日だというのは私たちの生活でも大きく根付いているのではないでしょうか。
暦の上で六曜の縁起の良い日をみていきましょう
大安など暦で良い悪いなどを占っているのを六曜(ろくよう)って言います。まずは簡単に六曜の中で縁起の良い日をみておきましょう。
縁起の良い日(1):大安
六曜の中で一番良い日とされています。この大安の意味も「大いに安らぐ」ということで、それだけでも良い日なのがわかります。日本へは「泰安(たいあん)」と伝わったらしく難しいことはわかりませんが、陰陽五行でいうところの安定した状態であり、何かを始めるには縁起の良い日とされているようです。
縁起の良い日(2):先勝
「さきがち・せんしょう」と読み、「先んずれば即ち勝つ」という意味らしいです。早いことが良いこととされている日なのですね。万事に急ぐことが良いとされていて、会社設立日にするのであれば午前中に手続きをすることをおススメします。
縁起の良い日(3):友引
「ともびき」と読み、「凶事に友を引く」という意味らしいです。また、「共引」と共に引き分けとかいて、勝負のつかない日としての意味もあるといいます。「朝は吉、昼は凶、夕は大吉」とされているようです。午前中か夕方の手続きが良いとされています。
実は大安とか仏滅がカレンダーに載るようになった理由が面白い
実は大安とか仏滅が暦に載るようになったのは明治になってからで、そのストーリーが中々面白いです。動画で紹介されているので、引用させてもらいますね。
いかがでしょうか。え!?大安とか仏滅をカレンダーに載せようと決めたのってそんな理由なの?みたいに思いませんでしたか?べつに大安とか仏滅とか対して気にしなくていいんじゃないか・・・。
それでは大安とは別に「縁起の良い」とされる日をみていきましょう!
◆大安よりも縁起の良い日とされている日
大安よりも縁起が良いとされている日
いろいろと調べていると実は、会社設立日にとって縁起の良い日は大安だけではないのです。一体どんな日があるのでしょうか。一つずつ確認していきたいと思います。
(1)天赦日(てんしゃび)
会社設立日にとって縁起の良い日がいつなのか、調べようと思わなかったら知ることもなかったのがこの「天赦日」です。最初にみたときに、読み方すらわかりませんでした。「てんしゃにち」とか「てんしゃび」と読むらしいですね。
天が赦す(ゆるす)日と書くので、「天の神様が、どんな罪でもゆるしてくれる」のでしょうか。実際に「天に昇った百神が会合し、全ての罪を赦す日」とされていて、年に5〜6回しかない非常に縁起の良い日とされているようです。
(2)一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
こちらも会社設立日にするにはもってこいの縁起の良い日になるのですが、その語源は稲からきてるようですね。畑の稲は一粒からたくさん(万倍)の実をつけることされていて、何かを始めるには良い日とされています。
一つのものが何万倍にもなるという意味ですので、商売繁盛という意味があるのでしょうね。逆にお金を借りたりする日としては、ダメな日とされているようです。借金が何万倍にもなると考えると大変です。
その他に縁起が良いとされている日
さらに調べてみると他にも縁起の良いとされている日がありました。一般的に縁起が良いとされているので、会社設立日として良いというわけではないかもしれませんが、普通の日よりは縁起が良いという意味ですので、少し紹介させていただきますね。
・寅の日
十二支の中のトラのことです。トラは千里を行って、千里を戻ってくる。つまり遠くに行って、ちゃんと戻ってくる力があるとされ、旅行の出発日には良い日としれているそうです。あと、金運の上昇にも縁起が良く、出て行ったお金が戻ってくるという意味もあるようです。トラの見た目も黄金ですしね。
・巳の日
十二支でいうヘビのことです。確かに子どもの頃、おばあちゃんに白いヘビは縁起が良いみたいなことを聞いた覚えがあります。ヘビは神様の使いとされていて、白いヘビにお願いごとをすると叶うとされているそうです。こちらも金運や財運に良いみたいですね。
・新月
月には不思議な力があるそうです。特に新月は、月の周期でいうところの始まりにあたり、何かをスタートするには良い日とされているようです。お願いごとをするのにも、新月の日はもってこいの日らしいですね。会社設立日が新月と重なると、縁起が良いのではないでしょうか。
・満月
そして満月の日にも願いを叶える力があるようです。満月の光には浄化する力があるとされ、私たちに溜まった悪いものを浄化してくるのだそう。浄化された体には良いものが入ってくるということで、願いを叶える力が強まるのでしょうか。会社設立日にするには縁起が良さそうです。
・8の付く日
日本では末広がりの「8」の付く日も縁起が良いとされています。漢字では八と表記し、下に広がっている形を裾が開いているようで縁起が良いとしているようなのです。
◆占いで大安よりも縁起の良い会社設立日を見つける
ある意味で究極の方法なのが占いなどで縁起の良い会社設立日を調べるという事です。たしかに占いはちゃんとした統計学なわけですから数字からわかるその人にとっての縁起の良い日を利用するのは理にかなっているのかもしれませんね。
占いによる会社設立日の決め方
実は経営者の多くは占い師に色んな事を相談しています。占いは統計学なわけですからその起業家にとって一番良い日を占いから出してもらうのも良いですよね。今は電話相談という形で気軽に電話で話を聞きに行くことができます。1分間で230円ですが、サイトに登録するだけなら無料です。具体的な相談をするにしても20分で考えれば4600円ぐらいです。
住所も数字が大事です
著者の富岡さんは独学で数秘術を学び経営者にコンサルをしている方です。会社の住所ですら、数字が大事と言っています。
◆大安よりも縁起の良い会社設立日を調べてみました、のまとめ
会社設立日にとって縁起の良い日は大安だけではないのがわかって頂けましたでしょうか。私は大安ぐらいしか縁起の良い日として思い浮かばなかったのですが、調べてみると大安を上回る日なんかもあって驚きました。
縁起の良い悪いは日本の文化では、ゲンを担ぐことと一緒で、科学的な根拠は一切ありませんので、関係ないと思える人にはこうした縁起を気にする必要はありません。ただ、事業が成功するためにできることを全てやるという気概を持っているのだとしたら、こうした縁起とか運とかも頭の片隅に置いておいていただいても良いのではないでしょうか。
・縁起の良い会社設立日は「大安」「天赦日」「一粒万倍日」
・他にも縁起が良さそうな会社設立日は「寅の日」「巳の日」「新月」「満月」
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