これから起業をする人たちや、すでに起業をしている人たちであれば誰もが問題や経営上の課題に直面したことがあると思います。
経営者は孤独だとはよく言いますが、確かにそういう一面はあると思います。経営上の問題や課題にぶち当たった時になおさら強く感じることでしょう。
目標やビジョンを叶えている起業家は、そうした問題や課題、困難を乗り越えています。創意工夫と不断の努力がそこにあったはずなんです。表には絶対に出てこないですけどね。
起業時に直面する問題や課題・困難を乗り越えるには創意工夫と不断の努力が必要不可欠です。しかも創意工夫と不断の努力にはお金がかかりません。お金をかけずに困難や課題を乗り越える方法があるなら使わ無い手はないですよね。今回はその方法をまとめてみたいと思います。
◆起業時に起きる問題は解決する事でさらなる成長のチャンス
たぶんほとんどの人が起業時に起きる問題は「嫌なこと」だと思っていると思います。まぁ、その通りではあるんですけど違う見方もできるんです。
そして違う見方をしてきた起業家の人たちほど、たやすくその問題や課題を乗り越えてきていると言えます。
(1)問題は自分に何を与えてくれるだろうか?
たとえば自分の身に降りかかった問題にはどんな意味があるでしょうか?
たぶん過去の方法では次のステージに行けないことを教えてくれているのが問題や課題という壁だと思うんですよね。今までの自分のままでは乗り越えることができない・・・となると乗り越えるための何かをプラスしないといけません。
そのプラスされるものが考え方なのか能力なのか、物理的なものなのかはわかりません。ただ、それまでの自分よりも一歩何かしらが変わっている成長した状態だと言えないでしょうか。
(2)問題自体を「やる気」を引き出す源に変えてしまおう!
今までのやり方が通用しないのが問題や課題だとしたら、問題や課題を乗り越えた先には「成長」しかありません。
普通なら問題や課題は「モチベーションが下がるもの・諦めるためのもの等」のようにマイナスの意味を付けることがほとんどです。でも、すべての事が自分の成長のために起きていることと思った瞬間に少し違い解釈を挟む余地がでてきます。
起業後の問題や課題を成長の機会と捉えることができたら、少しその問題・課題と正面から向き合う勇気が湧いてきますよね。
◆起業する前に問題・困難や課題に対してリスク対策を!
起業時に直面する困難や課題・問題を最小限に抑える一つの方法として、起業前に困難や課題・問題に対してしっかり対策を立てておく必要があります。
もちろん全てに対して準備ができるわけではないので、ある程度着手したら行動しながら改善のサイクルを回していきます。その上でのポイントとして、起業前後のリスク対策として考えていきましょう!
(1)小さな規模で起業するときはとにかくローリスクで起業!
まずは起業する時はとにかくリスクを少なくする事を心がけた方が良いと考えています。大きな資本を持っている会社であればある程度リスクをとっても体力があるので少しぐらいの失敗でも致命傷は避けられます。
・法人よりも個人事業主よりも複業・兼業
ただ小さな資本でスタートするのであればなおさら、とにかくローリスクを心がけた方が良いと思います。つまりいきなり法人を作るよりも、個人事業主でスタートするってことです。さらに言えば、個人事業主でスタートするよりもサラリーマンをしながら複業・兼業でスタートした方が良いです。
・立ち上げるコストは最小限にする
もちろん事業を立ち上げるのにも今は無料のツールはたくさんありますからお金をかけない方法を選ぶべきだと思います。ビジネスモデルも初期投資や在庫を必要としない事が可能であればそのようにした方がリスクを最小限にできるでしょう。
(2)起業前に成功する証拠をなるべく多く作っておく
起業時の問題や課題を最小限にするためには、成功する証拠を起業前にたくさんつくっておくのです。
たとえば何か物を売る時には小さく売り始める。そこでお客さんのニーズを理解したりファン作りをしておき本格展開したら売れる状態を作ってしまう。何かサービスを作って売るときには、営業をかけて見込み客を獲得する。できれば購入すると約束してくれる人のリストを作る。本当に難しいことを言っているのは重々承知ですが、起業を志すならそれぐらいの覚悟は必要ってことです。
だからこそいきなり融資を受けて大きくスタートするよりも小さくスタートして実験を重ねて少しずつ大きくしていくのが理想的なわけです。
そういう意味ではサラリーマンとしての本業を持ちつつ、仕事が終わったあとの時間や土日を使って起業の仕込みをするべきだと思うのです。ダブルワークは非常に大変ですが、起業時はあたり前のように軽やかにこなしてほしいところです。
◆まとめ
このように起業時に必ず出てくる問題や課題・困難は「自分が成長する機会」ととらえ直すことによって、ほんの少し勇気が湧いてきます。あとはその勇気を育てていきながら行動・改善・行動・改善のリズムで進むと良いでしょう。
後半で伝えたように起業時にローリスクでスタートする工夫をしたり、事業が成功する証拠作りをしておくことは是非しておいて欲しいです。
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