会社設立・独立・起業アドバイザーのごはんつぶです。これまで400件を超える会社設立や起業、さらには採用や社員教育・コーチングのお手伝いもしています。
私たちは夢や目標を混同して使ってしまいがちです。自分のやりたいことを実現する!という観点に立つと言葉の違いを明確にすることは目標達成のために効果的な場合があります。
夢や目標がない場合でも、言葉の意味や意義を詳しく知ることで新しい気付きがあるかもしれません。夢や目標の違いを明確にして願望実現を引き寄せる、夢や目標がない人でも何かの気付きがある、そんな可能性を探っていきたいと思います。
・夢や目標の違いを明確にして目標達成を引き寄せる。
・夢や目標がない人でも新しい発見や気付きが芽生える。
◆夢と目標の違いとは?言葉の意味・意義を明確にする
夢や目標の違いについて、まずは言葉の意味・意義の違いを明確にしましょう。
(1)夢と目標の違いを理解するために言葉の定義を明確にする
夢と目標にどんなイメージを持っていますか?寝ている時に見るものが夢?会社で設定させられるのが目標?色んな考え方がある中で整理してみましょう。
1、夢とは?言葉の意味・意義から整理する
辞書的な意味で「夢」を調べると以下のようになります。
1:睡眠中にあたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心象。
2:将来実現させたいと思っている事柄。
3:現実から離れた空想や楽しい考え。
4:心の迷い。
5:はかないこと。頼りにならないこと。
目標との違いで考える夢はここでいう2番の意味で使われることが多いと思います。将来実現したら嬉しいとか、なれるといいなぁと思い描くイメージを夢と表現したりしています。
2、目標とは?言葉の意味・意義から整理する
目標を辞書的な意味で調べてみると以下になります。
1:そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
2:射撃、攻撃などの対象。まと。
3:行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準。
夢とは違い、おぼろげな感じよりも座標軸がしっかりと定められた印象を目標には受けると思います。目標はどこを目指すのか明確である分、自分がどんな行動を次に取るべきがイメージがしやすい印象です。
(2)夢と目標の違いとは?
夢の持つイメージ、目標の持つイメージ、それぞれ感じてもらえたと思います。願望を実現するために明確にしたい違いは二つです。
・言葉の持つワクワクした感覚
ワクワク感ということでいけば目標よりも夢に対して感じることが多いです。また、実現可能性などを度外視して語られるのが夢と言って良いでしょう。
子どもが将来の夢として猫になりたいと言ったりしているのは自分の可能性に制限がないからです。大人になって子どものような夢を語られなくなるのは過去の経験が邪魔をして自分にできるのはこんな感じ!と小ぢんまりとまとまった夢になってしまいます。
・願望を実現するための具体性
目標には夢よりも具体的で明確さがあります。目標として実現したいことが定義されると具体的だからこそ次になにを行うのか行動の道筋が見えていることが多いです。
夢はどちらかと言うと壮大すぎたり、実現可能性を度外視している分、具体的に何をするのかのイメージが湧きにくいことが多いです。
◆夢と目標の違いを明確になると目標達成しやすい理由
夢と目標の違いを見てわかったように願望を実現するためには、夢の良いところと目標の良いところを掛け合わせると効果的です。
(1)夢を書き出してワクワクしながら実現したいことを明確にする
夢とは達成したいと思っている事柄です。さらには現実離れした空想や楽しい考えとあるように現実に制限されません。過去からの延長線で描けるものは予定でしかありません。過去に縛られず純粋に心からやりたいことを描くことが夢になるのです。
だからこそ夢は現実離れしていても良いのです。合理的な考え方では夢なんて描けないのです。ぜひ非合理な考え方で、ある意味で突拍子もない大きな夢を描いて下さい。
「世の人は我を何とも言わば言え、我がなす事は我のみぞ知る」坂本龍馬
「合理的な人間は、自分を世界に適応させる。非合理な人間は自分に世界を適応させようと粘る。あらゆる進歩はこの非合理な人間によって実現されてきた」セント・バーナードショー
自分の夢を書き出す時は、質問がとても大切です。夢を書き出す時に役立つ質問を一覧にしてみましたので参考にしてみてください。
1、「お金も能力も人間関係も何でもそろっているとしたら何をやりたい?」
2、「もし一年後に死んでしまうとしたら何をやりたいと思いますか?」
(2)夢を目標にすることで具体的な行動につながる
夢を自由な発想で広げて書き出していったら次に優先順位をつけます。一つ目の軸は時間軸です。いつまでに夢を実現したいのか、という観点です。
夢に期限ができれば、それは目標になります。目標ができれば目標を達成するための具体的な行動に落とし込めば良いだけです。
行動に落とし込むコツは、目標が大きすぎる場合は、目標を構成する要素に分けていくことです。分解していくと具体的なイメージが湧きますから自然と次の行動が見えてくるのです。
夢が目標になれば次にどうやって目標達成するのかが大切です。ノートを活用した手法を「みるみる自信が湧いてくる!夢や目標を達成するノートの書き方」の記事をご覧ください。
(3)夢と目標のバランスが取れてこそパワフルに行動ができる
夢に向かって行動すると精神的な疲れは感じないんですよね。もし精神的に辛いとか疲れているとかを感じている人は、自分は夢の途上にいないのではないか?と見つめ直してみてください。
または、目的と手段がゴチャゴチャになっているケースですね。これも改めて自分を見つめなおして「なんのために?」を自分に問いかけて自分の源は何があるのかを見極めると良いでしょう。
では、なぜ夢があると自然と目標達成できてしまうのか夢の持つ効用をいくつか紹介しておきますね。
1、夢があると身の回りの全ての人・物・出来事が大切なものになる
夢を持つと目標がどうしても達成したいものとして鼓動を始めます。どうしても達成したい生きた目標を持つと達成に必要な情報や人に対する感度がものすごく上がるんですよね。
ある意味で世界が変わるんです。景色が変わります。すると今まで必要と思っていなかった人から素晴らしい情報が届いたり、いらないと思った物がかけがえのない大切な物になるかもしれないんです。
そう、すべてが自分が夢を実現するために、目標達成をするために、必要なものとして出現してくるんです。
2、夢には人を集めて動かすパワーがある
本当に叶えたい夢に気づけた人は、夢を叶えるのに必要な人と出会うべくして出会えるようになります。様々なかたちで夢には実現をするためのパワーがあるんですね。
そして夢には人を動かすパワーがあります。夢に共感してくれた人が自然と動いて協力してくれるんですね。
それだでも、ワクワクした夢を持つ事が目標達成をしやすくしてくれるってことを感じ取ってもらえるはずです。
◆「夢と目標の違いで目標達成を実現」まとめ
夢と目標の違いは普段そんなに意識しないと思います。そして違いを知って目標が達成しやすくなるかもしれませんが、何より大切なのはワクワクする夢を持つことが目標達成を加速させてくれるってことです。
目標達成を加速させるためにも、ワクワクする夢は常に胸に刻んでおきたいですよね。
・夢とは将来実現したいと思っている事柄で、過去に制限を受けない。
・目標とは実現したい事柄に対する目印。
・夢を立て、目標に落とし込むことで効率的に目標達成ができる。
<名言>
目標を立てる理由は、目指す未来を実現するために、今どう行動したらいいのかを明確にするためです。たとえば、目的地の役割は、これから自分がどこに行くか、どんな交通手段をとるかを決めることです。飛行機に乗るのか、駅に向かって歩き始めるのか、タクシーに乗るために右手をあげるのか・・・目的地が決まれば、次に自分がとる行動を決めることができます。
それと同じように、「将来、ここに行きたいから、今これをする」という、「今」に影響を与えるのが目標の最重要ポイントです。
その目標を立てたことで、朝起きる時間が変わる、通勤時間での行動が変わる、あいさつが変わる、人への態度が変わりる、仕事のスピードが変わる、アフターファイブの目つきの真剣さが変わるなど、「今」を帰るのが目標の役割なのです。『未来記憶(池田貴将)』
コメント
コメント一覧 (4件)
夢は自由がなくてももてるけど目標は自分で自由に動けないと進めない。
夢と言ってるときは動いてないが目標と言えてる場合は目標に向かって動けてる人が言う。
夢と目標に対する解釈、参考になります^^
わかりやすい
ありがとうございます。これからもわかりやすくて、面白い文章を心がけていきます!