手帳(手帳術)を制するものは目標達成を制する、とは決して言い過ぎではないと思います。
どんな目標でも設定して終わりではありません。行動して初めて結果が出るのは当たり前のことですが、意外と目標を立てて満足してしまう人も多いです。(私のことです・・・。)
そこで私が実践して圧倒的な成果を出すことができた目標達成のための手帳術をご紹介します。「目標を立てて満足してしまう」「最初はやる気があるけど三日坊主になってしまう」なんて悩みがある人には効果的だと思います。
・目標達成を実現させるためのオススメ手帳活用術・目標管理ノウハウ
◆目標達成を実現する!おすすめ手帳活用術(目標管理&書き方)
まずは手帳術を駆使して目標管理するためには、明確な目標設定が重要です。それも誰かに押し付けられたものではなく、心の底から達成したいと思えるような目標です。
目標を設定した後に、明確な目標管理を手帳を使いながら最短距離で目標達成をしていくのです。
(1)手帳に自分の夢&目標+タスクの棚卸しをする
私は目標設定をしたり、スケジュールを作ることが好きでした。作った後に仕事の渦中になると忙しすぎて夢や目標どころではない!毎日やるべき仕事に追われて毎日ヘトヘトというパターンが社会人になってからずっと続いていました。
そこで一度時間をたっぷり作って行てみたのが、自分が本当に実現したいと思う「夢や目標」を全て書き出すということです。
その上で、今現在自分が仕事でも私生活でも抱えている「やるべきこと=タスク」も全て紙に書きだすという作業をしました。この「手で書く」という行為が思った以上に自分の頭の中のモヤモヤをすっきりさせる効果があるので是非試して頂きたいです。
1、自分の夢&目標を手帳に100個書き出す
最初はとりあえず100個を目安に手帳のフリースペースに書き出してみましょう。夢・目標と言っても壮大なものでなくて大丈夫です。まずは100個出なくても絞り出してみましょう。
参考になるのがロバート・ハリスの「人生100のリスト」です。男性向けかもしれませんが女性が見ても楽しめる本です。青春の息吹を呼び戻してくれるパワーのある本ですし、自分が本当にやりたいと思ったことにアクセスする刺激をくれるような本です。
2、「今」抱えているタスクやスケジュール(予定)を全て手帳に書き出す
次に今現在決まっている自分のスケジュールやタスクを全部書き出します。今日やること、今週やること、今月やること、今年やること、5年後やること、いつかやりたいことなど全部です。
「○○さんに契約書提出する」「ブログを更新する」「資料を作成する」「取引先にメールする」「南の島で暮らす」など全てです。夢・目標の時に書き出したものと同じ内容があっても大丈夫です。
私たちって「なんとなくやること多くて大変だ」「仕事のプレッシャーが大きすぎて不安だ」って思うことが多いんですけど、今自分が抱えていることを書き出してみるとあることに気づくと思います。
無限にやることがあると思っていたけど書き出したことによって有限だということに気づけるのです。単純なことですがこれだけで心はだいぶ軽やかになります。
目の前のことに忙殺されていると視野が狭くなってしまうので、次から次へと目の前に現れているやるべき事やタスクにプレッシャーやストレスや不安を感じてしまうんですけど、実が自分の勝手な思い込みのことが多いんですよね。
3、手帳に書き出したタスクを実施時期によって「仕分け」する
次に書き出したタスクを以下の三つに仕訳します。
▼実施する時期が明確なタスク
▼時期は明確じゃないけどいつかやるタスク
▼今はやらないタスク
仕訳ができたら一つずつ「実施する時期が明確なタスク」手帳のスケジュール欄に反映していきます。「時期は明確じゃないけどいつかやるタスク」は手帳に専用のページを作って一覧にし、いつでも見れるようにしておきます。「今はやらないタスク」については手帳に専用ページ作って忘れてしまいましょう。
(2)手帳に目標を明記し15分単位でタスク&スケジュールを登録
自分の中のものが全部外側に出し、仕分けができたら次にあるべき場所にそれぞれ配置していきましょう。
1、年単位・月単位の目標は手帳の一番見やすい場所へ書き出す
年間で追いかける目標や、それを月にブレイクダウンした目標は一番見やすい場所へ配置してください。常に目につくようにすることで知らない間に未達成で終わるということが防げます。
棚卸しをしていると、いくつかの分野に自分の興味関心があることがわかると思います。その中で通年で追う目標を分けてもいいかもしれません。例えば以下のようなイメージです。
①仕事に関する目標
②家族に関する目標
③友人に関する目標
④趣味に関する目標
⑤ライフワークに関する目標
上記のような感じでそれぞれ印を付けておくなど、スグに手帳の該当箇所を開けるようにするなどの工夫はしておきましょう。
2、実施する時期が明確な目標やタスクは手帳のスケジュールに直接書き込む
手帳のスケジュールには、やるべきタスクを全て書き込んでいきます。手帳は24時間書き込めて15分単位で細かく設定できるものが望ましいです。
そんな細かい手帳は少ないですが、自分の目標やタスクを一日単位で細かく記入できる手帳にするのが良いと思います。イメージとしては以下のように記載していきます。
00:00
| 睡眠
06:00
| 朝の準備
06:30
| 移動
08:00
| メール確認・返信
08:30
| 1日の行動計画・準備
09:00
| ミーティング
10:00
| お客様の対応
11:00
| 書類作成
11:15
| ミーティング
12:00
ポイントは普段書かないような細かい内容も一日のスケジュールに落とし込むことです。そうすると一日のうちでそれぐらい空いている時間があるか明確になります。
多くの人は時間が空いたらこの作業をやろう、みたいな感じでタスクを実施するタミングを流れに委ねてしまいます。
目標達成をする手帳術は不明瞭な状態をゆるしません。いつ何をするのか明確ということは、何ができないかも明確です。
自分のスケジュールを見て難しいと思ったら、新しくPDCAを回して目標達成する道筋を作り直せば良いのです。それが目標達成期限間近にわかるのではなく、早いタイミングで明確になるのがこの手帳術の良いところです。
PDCAサイクルだけでなく棚卸しする時にロジックツリーを使って効果的に情報を整理するなどビジネスの基礎スキルがあると大変便利です。今なら無料体験できるグロービスのビジネススキル動画がオススメです。
目標達成を加速させるためには、手帳を活用しながらも凄いスピードでPDCAサイクルを回し続けなければいけません。そこで上手に高速PDCAサイクルを回すノウハウとして「丁寧にPDCAサイクルを回して目標達成を加速させる方法」の記事をご覧ください。
◆目標達成を加速させるおすすめ手帳(2019年)
それでは本題の目標設定を加速させるおすすめ手帳を紹介していきます!
(1)7つの習慣のフランクリン・プランナー
「7つの習慣」という自己啓発書はご存知でしょうか。世界中でベストセラーとなっている超有名な本です。私も大学時代に先輩に勧められて読みました。そして社会人になって初めて使った手帳が7つの習慣ベースにしたフランクリン・プランナーでした。
・フランクリン・プランナーは多くのビジネスマンに支持される手帳
フランクリン・プランナーの手帳は1日ごとに細かくスケジュールを記入できるので理想的です。隣にタスクを書く表があるので、取り急ぎ時間が決まっていないタスクはここに書いておき、時間に落とし込んだら隣の時間に落とし込んでいけるので使い勝手は抜群です。
これはデイリーという種類のかたちですが右ページにメモを書くことができるので1日の振り返りや目標達成日記みたいなものを書いていいですね。
・一週間コンパスが抜群に良い!
フランクリン・プランナーの手帳でおすすめなのが「一週間コンパス」です。しおりの様に使うのですが毎週この一週間コンパスは書き直します。刃を研ぐという項目では習慣にするようなことを仕事だけでなく生活や社会貢献という観点から整理できますし、一週間の在り方を役割別に整理することができます。
(2)原田隆史さんのSTAR PLANNER
次は原田隆史さんという弱小中学の陸上部を全国大会優勝の常連校に育てあげ、今はビジネスマンを中心にコンサルティングをされている方が作ったおすすめ手帳のSTAR PLANNERです。原田メソッドと呼ばれる目標達成手法をふんだんに盛り込んだ手帳で、あらゆる目標達成ノウハウを試したけどイマイチうまくいかないなんて人におすすめです。
・書き込むだけで行動を変えてくれる恐ろしい手帳
この手帳がおすすめなのが目標達成のための原田メソッドが余すところなく盛り込まれているところです。具体的にはメジャーで活躍中の大谷選手も実践しているオープンウィンドウ64という目標設定を使っています。目標達成のモチベーションを高める事ができる目標・目的設定用紙、毎日書き込むことで自信を高めることができるジャーナル、成功習慣を身につけることができるルーティンチェック表がついているのでスグに目標設定の作業に取りかかれます。。
▼大谷選手が書いたオープンウィンドウ64の目標設定用紙
(3)糸井重里さんのほぼ日手帳
糸井重里さんの作成したほぼ日手帳もおすすめです。コンセプト通り自由にカスタマイズできる手帳です。大きさもスケジュール管理方法やタスク管理としてフランクリン・プランナーやSTAR PLANNERの良いところを盛り込むことも可能です。
一日一ページ使えて、左端には時間の目盛りも付いているのでスケジュール帳としても使えて、空いたスペースには日記を書いたり、一日の反省や振り返りとしてスペースを使っても良いでしょう。
(4)コクヨのジブン手帳
4選目はコクヨのジブン手帳というものです。これは一つの手帳が三種類に分かれています。「ダイアリー」と「ライフ」と「イデア」です。それぞれスケジュールを管理したり、生活で大切な情報をまとめたり、自分の考えをまとめたりと情報整理は非常にしやすい手帳です。
面白いのはライフの中の一つのテーマに「人生でやりたい100のリスト」とか「座右の名言」を書く項目があったりと自分の人生を棚卸しするための便利なツールが付いている点です。
これを使えば今回紹介した目標達成の手帳術はほぼ全て使える仕様となっています。
(5)最強のスケジュール管理ツールであるGoogleカレンダー
これまで紙の手帳を紹介してきましたが、ウェブやアプリでも使えるGoogleカレンダーが今のところ自分の中では最強のツールです。
もちろんウェブ上で使わなければなりませんが、スケジュールも15分単位で設定できますし、スケジュールの調整も簡単にできます。24時間のスケジュール管理もできますし、何よりスマホと同期していつでもどこでも手軽に持ち運べる点も利用勝手が良いです。
◆「目標達成のための手帳術」まとめ
手帳は安い買い物ではないですし、一度買ったら最低でも一年間は使うことになるのに慎重に選びたいものです。
特に今回紹介した手帳術は、目標達成に向けて行動に落とし込みながら日々の目標管理をするにはピッタリです。三日坊主の私がこの方法を知って依頼ずっと利用し続けているのも目標達成に劇的な効果があるからこそです。
まずは自分の出来る部分からで大丈夫なのでちょっとずつお試し下さい。
手帳を使ってもスグに飽きてしまうなんて方は、コーチングの技法を活用するのも良いかもしれません。様々な角度から目標達成までの最短ルートへアプローチすることができます。返金保障も付いている本格的にコーチングを学びたい方へMOVEコーチング講座がオススメです。
・目標達成を加速させる手帳術はまず自分の棚卸しから始まる。
・忙しすぎて仕事が終わらないという呪縛から解放されるには書き出すことが大事。
・一日の行動やタスクは緻密に15分単位で手帳に反映させていく。
<今日の名言>
大事なのは、費やした時間ではない。仕事の「質」である。多くの人が「無理」「不可能」と考えることに身をよじって立ち向かい、克服する姿勢が大切なのだ。それがいつか必ず、目に見える形で大きな実を結ぶ。
コメント