私は欲張りなせいかいつも高すぎる目標を設定しては達成できずに、打ちひしがれていました。
もちろん正しい目標設定が何かは働く業界や、どんな分野の目標設定をするのかで変わってくると思います。
ただし目標設定の癖みたいなものはあるようで、私は思い返すと中学生の頃から高校・大学とずっと高すぎる目標設定をし続けているんですね。
そこで少しずつではありますが、高すぎる目標設定をしてもモチベーションを落とさない工夫が見えてきたので、ここで整理したいと思います。
◆なぜ高すぎる目標はやる気をなくすと言われているのか
私の高すぎる目標を設定しまう癖はきっとこの先も残り続けるような気がします。
そもそも高すぎる目標設定をしてしまうとやる気をなくすと言われるのはなぜなのかを考えておきましょう。
(1)他人から与えられた高すぎる目標は心をすり減らす
まず社会に出たばかりの私が陥った罠なのですが、他人から与えられた高すぎる目標は精神の消耗が激しい場合があります。
特に会社が目指す方向性に対して、自分の未来の目標のすり合わせが出来ていないと精神の消耗は激しいものがあります。
そんな状態で目標を追いかけても達成できるはずがないですから、悪循環の始まりです。他人から与えられたと思う目標は、少し行動して難しいと思った瞬間に行動のパワーが無くなってしまいます。
「どうせ自分が本当にやりたいと思ってやる目標じゃないし・・・」とか「高い目標を設定する会社が悪いんだ!」みたいに他人に原因を求めてしまいます。
自分の行動の結果は他人のせいにする犠牲者的立ち位置の人は、モチベーションが続かない事がほとんどです。
(2)目的のない高すぎる目標は三日坊主の原因!?
高すぎる目標がモチベーションを奪う原因として、目的が明確で無いという理由は十分考えられると思います。
目的は目標の大元になる考えです。最終的な大きな目標と言い換えられるかもしれません。目的を達成するために、色んな切り口から目標を考えることができます。
この目的という人生の軸がブレブレだと、目標に対するモチベーションが持続しなく三日坊主の原因にもなってしまいます。
私は三日坊主に対してはネガティブな感情は持っていません。三日だけでも、新しい事に挑戦しただけでも大きな一歩だとポジティブに捉えているからです。
とはいえ、目的が薄い状態で高すぎることでモチベーションが下がってしまうのはもったいないことです。もちろん生涯をかけて追求していく人生の目的がスグに見つかるわけはありませんし、目的なんかわからないって人がほとんどだと思います。
◆高すぎる目標を設定してもチベーションを低下させない工夫
高すぎる目標を設定して行動のやる気が下がってしまうのはもったいないことです。
私が試して効果的だなと思ったモチベーションを低下させない工夫を紹介しようと思います。
(1)「なんのために」を丁寧に深堀して目標設定をする
「なんのために」と自分に問いかけるのは魔法の質問だと思います。なんとなくやっている事に急に血液が流れだし熱を持ってきます。
「なんのために」という質問に万人に共通する答えはありません。今この瞬間のあなただけの答えだけがあるのです。しかもそれは、この先変化する可能性は十分にある答えです。
「なんのために」という質問に答えを出すことが良いのではなく、答えを見つけようともがき、体をよじりにながらも行動する過程にこそ価値があると思います。
「なんのために」と考えながら目標を立てていくと、結局同じ目標になると思いますが、自分と目標との間にあるストーリーが全然違います。同じ毎日読書するという目標だとしても、心に刻まれた目標として自分に現れてきます。
結果的に、目標に対する行動の熱量が全然違うのでモチベーションが継続する可能性が高くなるのです。
(2)本当に欲しい未来から逆算して今の目標を設定する
高すぎる目標を設定することは全然悪いことではありません。モチベーションを下げない工夫としては本当に欲しい目標から逆算した結果、いま向き合うべき目標が高すぎてしまうというのはよくある事です。
ただ、この場合は本当に手に入れたい願望から逆算して今の目標が決まっています。「なんのために」も明確ですし、本当に欲しい未来に続いている道を歩いている事が明確ですからモチベーションが下がる事が少ないです。
たとえ行動の途中で疲れてしまったり、燃料切れのような状態になったり、反対意見に落ち込んでしまったりしても、スグに原点回帰することができるのでモチベーションが続かず夢を諦めるという可能性を限りなく少なくすることはできると思います。
・将来やりたい事に必要なお金を計算して必要な収入を目標として追いかける
欲しい未来とか、夢とか甘い言葉を使いましたが、より現実的にするにはその夢を実現するにはお金がいくら必要なのかを考えてみると一気に具体化していきます。
お金に換算できないような夢がある場合には仕方ないですが、思いつく限り夢を箇条書きにしていくと、叶えるのにお金が必要な夢も多くあることに気づくはずです。
そこから逆算して、自分はいつまでにどれぐらいの収入が必要なのかがある程度見えてきます。もしかしたら今の自分には高すぎる目標かもしれませんが、モチベーションが下がるというよりも、超える甲斐のある高い壁ぐらいに見えてくるでしょう。
私の場合は必要な年収を明確にしたことで、逆にめきめきとやる気の炎が燃え上がってきました。
◆まとめ
何度か言いましたが、高すぎる目標は決して全てのやる気を奪うものではありません。目標の立て方や、目標の向き合い方によっては自分のモチベーションを高めてくれる要因になったりもします。
叶えたい夢や目標がある人は、高すぎる目標を上手に活用して目標達成を引き寄せるようにしてみてください。
まずは目標を紙に箇条書きにしていきモチベーションを高めるのがオススメです。特に何度も読み返し、書き直していくのであればワクワクするような良いノートに書き込んでいくのがオススメです。私はモレスキンを長らく使っています。
▼今回のお話にも少しでましたが目標と目的についてもっと詳しく知りたいという方は「目的と目標と手段の違いを知ればどんなダメ人間でも目標を達成できる!」の記事をご覧ください。
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