会社設立をすること、起業をすること、本当に選ばれた人にしかできない尊いことだと思います。0から1にするのが得意な人、1から10にするのが得意な人、さまざまな人がいます。
その中で0から1を創る起業家の方々は選ばれた人とは言いましたが、何も特別な才能が必要なわけではありません。「起業しよう」そんな気持ちが芽生えただけでも選ばれているってことなんです。そんな中で私も含めて自分のことを不器用だ、仕事の能力が高くないって人に知ってもらいたいことがあります。
それが不器用だからこそ、絶対に成功するコツが存在するってことです。100%成功します!と大風呂敷を広げるつもりはないですが、この成功のコツを知って少しでも多くの人が行動する勇気を手に入れてもらえればと思います。
◆起業を成功させるコツは「今ここ」の感覚を大切にすること
私たちは普通にしていても頭の中でいろいろと考え込みすぎて目の前のことを大切にする「今ここ」という感覚を忘れがちです。
ただ、起業を成功させるコツとしては今目の前のことに集中することが必要不可欠です。具体的にどういうことか見ていきましょう。
(1)目の前の出来事に集中していますか?
人間っていうのは忙しかったり、心が慌ただしく動いていたり、恐怖に足がすくんでいたりすると頭の中であれやこれやとゴチャゴチャ考える動物です。
危険を回避するという意味で脳みそが働いて危険を回避するのは良いことですが、これがマイナスに働くと悪い事しかありません。あなたは普段、目の前の出来事に集中できていますか?
100%目の前の出来事に意識を向けられている人は素晴らしいですし、その状態で仕事に望めば成功する確率は限りなく高いでしょう。これが心配事を考えながら、今目の前に集中できていないのだとしたら、まずは目の前のことに100%集中するってことを体験してみてください。
(2)目の前のお客様に集中していますか?
さらに同じことが人に対しても言えます。あなたは目の前のお客様に100%意識を集中していますか?全力で向き合っていますか?
経営上の不安や、他の気がかりが心の中にあると、ついついその事を考えがちになってしまいます。すると目の前のお客様に100%意識を集中するということができなくなってしまいます。
私も営業をしていた頃、だんだんと仕事に慣れると勝手にこのお客様はこういうお客様だからこう対応しようとか、事前にあまり準備しなくてもそこそこ上手く対応できるようになっていました。
ただ、それって自分の頭の中の都合の良いお客様像に目の前のお客様を当てはめているだけだってことに気づいたんです。本当に向き合うべきは頭の中の都合の良いお客様ではなくて、今目の前にいるお客様なんですね。
そこからは100%意識を目の前のお客様に集中するようにしました。事前準備も100%で行いますし、商談も100%で行います。すると今まで見えていなかったお客様が本当に求めている事が聞こえてきて、それに対して期待を超えるような提案や行動を取れるようになりました。
お客様を感動させると、人って感動したことを誰かに共有したくなるものなんですね。紹介がどんどん増えていき営業の売上も順調に伸びていきました。これから起業する人も、是非目の前のお客様に集中するってことを改めて実践してみることをおすすめします。
◆起業したら毎日努力する覚悟を持つことが成功を引き寄せるコツ
努力って言葉は世代によっては良い意味で捉えられたり、他の人にとっては忌むべき価値観みたいな感じで色んな考え方がありますよね。
私は比較的、努力って言葉は好きなタイプの人間です。だからこそ、努力をしたくないって人たちの声にも耳を傾けて価値観が偏らないように気をつけたいと思います。
その上で、努力についてのお話です。
(1)起業を成功させるコツ:努力とは工夫を重ねて継続すること
起業を成功へ導くためにも、「努力」ってコツがキーワードになりそうです。
努力という言葉にネガティブなイメージを持っている人は、どちらかというと努力とは辛くて、きつくて、大変なもの・・・というマイナスというか過剰というかある意味で極端なイメージを持っていると思います。
私の努力に対する考え方も似てはいるんですが、努力とは工夫を重ねて継続することだと思っています。最初は楽しいを見出せないかもしれないのですが、工夫を重ねて継続することの良いことってどんどん良くなっていくことを実感できるんですよね。
・工夫を重ねて継続することの具体例
営業のお話ばかりで申し訳ないのですが1日300件の新規電話でも、ただやみくもに電話をかけるのであれば、こんなに辛い事はありません。私も3日で会社辞めたくなってしまうかもしれません。
でも、ここで「工夫を重ねて継続する」という努力のエッセンスを加えるとどうでしょう。電話をしてガチャ切りされるのであれば、ガチャ切りされない時間帯を選ぶかもしれません。ガチャ切りされない電話先(部署)を選ぶかもしれません。電話口でも最初の一声に工夫を凝らすことだってできます。
次にだんだんと新規電話で話せる事が増えてきたら、この話をするとネガティブな反応をされるけど、言い回しをこうすると話を聞いてもらえるようになったぞ。いつも電話出てくれる人の名前を知って相手も電話口では打ち解けてくれているから今後飛び込みに行ってこようかな?
みたいな感じで工夫を凝らすと、できる事が増えていくんですね。できない事ができるようになる事を成長と言うとしたら、成長していく自分を体感できて辛い新規電話も少しばかり楽しく感じていく可能性が生まれてくるんです。
工夫を重ねて継続するって努力をできる人には、起業をした後でも自然と結果がついてくるようになるはずなんですね。
(2)起業を成功させるコツ:課題の解決策は無限にあるのを知っていますか?
起業を成功させる次のコツは、経営課題の解決策をたくさん出すってお話です。
解決策ってどれぐらい出せるか知っていますか?実は無限に出すことができるんです。経営コンサルタントの福島正伸先生は「手法(考え出すこと)は行き詰まることはありません。もし行き詰まっているのだとしたら、それは気持ちだけの問題です」と言っています。
解決策のアイデアはいきなり100%の解決策を出す必要はありません。アホらしいと思うものでも何でも良いからまずは出してみることが大切です。そして忙しい人や、逆境にいる人ほどアイデアを出す時間を作りにくいですから毎日決まった時間を解決策のアイデア出しに使うなど工夫をすると良いと思います。
◆まとめ
私は一度に複数のことはできないですし、仕事も早いわけではないです。一言で言ってしまえば不器用って言葉が一番しっくりくるような人間です。
それでもうまく行くコツを探求して行き着いたのは目の前のことを大切にすること。毎日工夫を重ねて努力を継続することの二つでした。
これは起業をした人だけでなく全ての人に言える事だと思います。特に起業家は数多くの試練に立ち向かう事になるはずですから、今回の記事が少しでも勇気につながればと思っています。
さらに全ての起業家に知って欲しいのが目標達成メソッドの第一人者である原田隆史さんのノウハウです。どんな人でも高いモチベーションで圧倒的な成果で目標を達成することができます。
こちらの「達成する人の法則」という書籍は無料で手に入るのでこちらでノウハウの基礎を感じてもらい、さらに深く学びたいという人は「成功の教科書」という書籍を見てもらえればと思います。
▼起業した時の課題の乗り越え方はこちらでも他の方法を紹介しています。「経営を極める!起業した時に起きる問題点や課題&解決法」
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