会社設立をする上で、「なるべく早く登記事項証明書を手に入れたい!」って方も意外と多いと思います。
あ、登記事項証明書というのは履歴事項全部証明書だったり、ときどき登記簿謄本って呼ぶ人もいたりします。つまり会社がこの世に存在する証明書のようなものですね。
私たち人間でいうところの戸籍謄本のようなものです。
これは会社設立日から約一週間後に手に入るのですが、なるべく早く手に入れたいという人がいるわけです。
そこで最短一日で登記事項証明書を手に入れることができた方法について共有します。
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◆登記事項証明書が手に入るまでの一般的な流れ
たとえば取引先からの入金日が決まって早く銀行口座を作らないといけない!それには登記事項証明書(履歴事項全部証明書)が必要だからなる早で登記完了させたい!なんて人はけっこう多いです。
最短一日で登記完了できる方法を共有する前に、一般的な会社設立の流れから登記事項証明書を手にれるまでを整理しておきましょう!
(1)会社設立をする
株式会社にせよ、合同会社にせよ、まずは会社設立書類をつくって押印をして法務局に提出するのは変わりません。
ここで大切なのは会社設立日は「会社設立書類を法務局に受け取ってもらえた日」なんですね。
そして残念ながら、会社設立日すぐに登記事項証明書をもらえるわけではないんですよね。登記完了日を待たないといけません。
(2)登記完了日を待つ
会社設立日から会社としての事業をスタートしたり外部とのいろんな契約を結んで大丈夫なんですが、実はまだ登記事項証明書は受け取ることができないんです。
会社設立日は登記申請をした日(書類を受け取ってもらった日)なので、法務局ではそれを登記事項証明書に反映されるチェックや作業の時間が必要なんですね。
この期間として一般的に約一週間が必要と言われているわけです。ちなみに登記完了の予定日は法務局のHPから確認することができます。
(3)法務局で登記事項証明書をもらう
登記完了予定日をすぎて、自分の会社の登記が完了していることがわかって初めて法務局で登記事項証明書を受け取りにいきます。
登記完了しているかどうかは、直接電話で調べたり、ネット上で調べたりします。
法務局ではまず印鑑カードを受付でもらい、その後各種必要なものをとるようにします。会社の印鑑証明書も登記事項証明書も一枚いくらかかかるので必要な部数をもらうようにしましょう。
◆最短1日で登記完了してもらう方法
それでは本題の登記完了を最短で行ってもらう方法について考えていきましょう。
実際に私はこの方法で最短1日という驚くべき早さで登記事項証明書を手に入れることができました。
(1)登記申請は直接法務局に持っていくようにする
私の場合はどうしても銀行口座をなるべく早くに開設しなくてはいけませんでした。そこで、まずは会社設立書類は知り合いのサポートを受けながらものすごいスピードで作成しました。
その上で管轄の法務局へ直接書類を持っていくことにしました。
調べてみると郵送や、オンラインで申請できるようですが直接持っていった方がシンプルに早いと思ったからです。
(2)受付の人にはとにかく丁寧に対応!
法務局に行くと法人登記部門という場所があります。そこで登記申請の受付がありますので、そこに書類を出すわけです。
忙しそうではないんですが、その女性はちょっと無愛想な対応です。
私は必死に丁寧に丁寧に、「ありがとうございます」を連発しました。真面目で応援してくなるような本当に困っている人だってことを印象付けたかったからです。
爽やかに、それでいて必死に、「こちらで登記申請をお願いします」「はい、本当にありがとうございます」「そうですね、大変助かります!」みたいな感じです(笑)。
(3)なるべく早く登記してもらいたい旨と理由を説明
会社設立書類を渡すと受付の女性はパラパラと書類を見ながら不備がないかどうか確認しているようでした。
一通り確認し終えたところで、私の方から「ちなみに、登記事項証明書を受け取れる日はいつぐらいになりそうでしょうか?」と念のための確認です。
受付の女性は「こちらです」と受付の隣にあるモニターを指差して、そこには一週間後の日付が登記完了予定日として表示されていました。
ここで私は困った顔をしながら「実は取引先から早く銀行口座作れと言われていて、登記簿謄本がどうしても早くに必要なんです。なるべく早くで登記簿謄本を取得することはできませんか?」と理由も一緒にお願いしてみました。
「いつまでに無いとダメなんですか?」と受付の人が聞いてきたので、なるべく早くだと本当に助かるんです。でも本当に可能であれば大丈夫です!」という感じでやりとりをしていました。
「では、急ぎでということで出しておきますけど、いつ登記完了するかは明確に伝えられないので電話等で確認してください」とだけ言われました。なにやら付箋に赤字で「急」と書いて私の提出した設立書類にはさみこんでくれているようでした。
(4)そして実現した翌日登記完了という奇跡
法務局にて登記申請をしたのが午後4時ぐらいでした。私は翌日の夕方にまさかまだ登記完了していないよな、と思いながらこちらの記事で紹介されているようなネットで調べてみるとなんと登記完了しているではないですか!
何かの間違いかと思い、法務局に電話で確認したぐらいです。本当に翌日に登記完了していました。感謝を述べると共にすぐに登記事項証明書を受け取りにいき無事に私のミッションは完了となったのです。
ゆくゆく聞いてみると、法務局の状況によって登記完了を早めることは可能とのことでした。ですので私の1日で登記完了できたのも幸運が重なっただけかもしれません。
ただし、法務局の業務が立て込む時期や繁忙期には中々思い通りに早くしてもらうのは厳しそうです。なるべく早くで登記完了してほしいという意図をもちながら実現したらラッキー!と思えるぐらいで対応してもらうぐらいが良いのかもしれませんね。
◆まとめ
ちなみに直接持っていくだけでなく、郵送で登記申請する時も早めに登記完了して欲しい旨を付箋で書いて貼っておくことで考慮してくれるようです。
ただ、私は直接法務局の受付の人に会って状況を説明しながらアピールできたことも最短1日で登記完了できた要因だったのではと思っています。
これから会社設立を予定している人で、なるべく早く登記事項証明書(登記簿謄本)が必要な人は、今回紹介した方法を試してみてください。
無事に会社設立ができたら後は効率的な経理処理や事務作業の方法を考えるのをおすすめします。小規模の会社を作ったのであればなおさら固定費は下げるべきです。
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会社設立が終わったら銀行口座を作らなければなりません。最近は口座開設の難易度が上がっているのでコツをまとめてみました。
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