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コミュニケーション能力を向上させる!【聞く&話す】能力を飛躍的に成長させる方法

コミュニケーションが苦手だという人も、そこそこコミュニケーションが取れるようになるために。それなりにコミュニケーションができるという人にとっても、より良くなるために。

小手先のコミュニケーション能力向上のためのテクニックではなく、誰でもコミュニケーション能力の底上げができるような根本的な方法について紹介したいと思います。

かくいう私も、もともとコミュニケーションが得意ではない部類の人間です。誰かと関わるよりも一人でいた方がラクという性格ですが、営業という仕事に就いたのが運の尽きで自分のコミュニケーション能力向上に真剣に向き合っていかないといけなくなりました。

試行錯誤を重ねて大好きな本を読み込み、コミュニケーション能力の高い人に相談する、そして現場で実践を重ねることによって手に入れた自信を持って良いと伝えることのできる思える内容です。

この記事でわかること

・聞く、話すという切り口でコミュニケーション能力を向上させるコツ

目次

◆聞くコミュニケーション能力を向上させる切り口

コミュニケーションを二つの切り口で考えていきます。「聞く」と「伝える」です。この二つのコミュニケーション能力を向上させることで、目に見えて良くなることを実感できると思います。

特に「聞く」という事に関して理解してもらいたいたった一つのことは、何の意味付けもせずに本当に相手のことを“聞く”ということです。

私たちは、どうしても人の話を聞くときに自分の色眼鏡を通して聞いてしまいます。自分の色眼鏡はどうやってできるかといえば過去の経験です。

結論から先に言ってしまえば私たちは過去の経験を通して相手の言葉を聞いているので、本当の相手の言葉を聞いていないことになります。別の良い方をすれば過去の経験に紐づいた「自分が聞きたいような聞き方」しかできないわけです。

まずは、この自分の色メガネを外すためのヒントになるような考え方を紹介しますね。

(1)「事実と意味付け」を分けて考えることでコミュニケーション能力を向上させる

じゃあ、どうやったら自分の色メガネを外すことができるのでしょうか?まずは事実と意味付けを分けて考える癖を付けるのです。

最近呼んだ本で池田貴将さんの『未来記憶』という書籍があります。ここに意味付けに関するお話があります。アンソニー・ロビンズという世界ナンバーワンコーチの言葉を引用しながら「この世界には行動力のない人なんていない。ただ、行動したくなくなる意味付けをしてしまっている人がいるだけだ」と紹介しています。

そうなんです、この世の中には意味付けがされて人それぞれの色メガネが出来上がっています。

だからこそ事実と意味付けを分けて考えることで色メガネを外す一つのきっかけになるわけです。ほんとんどの人が色メガネをかけて人と対峙しているとは思っていません。まずは自分の意味付けという色メガネに気づくところから初めてみましょう。

事実と意味付けを少し深掘り

この事実と意味付けについては、少し難しいかもしれないので理解を深めるためにもう少し紹介しておきます。

事実と意味付けをより理解するために例えば家のお父さんについて思い浮かべてみませんか?例えば私の父親は頑固です。性格に言えば父親に対して頑固という意味付けをしていました。

でも父親は純度100%の頑固者ではないのは明確です。頑固という意味付けをさせやすい行動は数多く取ってきました。家事や育児は全くやらない亭主関白みたいな感じです。自分の言った事は全部正しいと思っていて、テレビのニュースは文句を言いながら見ているという感じです。

そうした姿を見る度に私はどんどん父親は頑固だという意味付けを強めていきました。結果として、いつどこで誰がみても頑固者という父親の色メガネが完成したのです。

もう私は父親が頑固であるという色メガネをかけていることすら気づいていません。父親の存在そのものが頑固者だと思い込んでいるわけです。そこに父親が頑固者と思えない柔軟な態度をした時には、頑固者の父親が珍しく柔軟な態度を取っているとなるわけです。その逆は絶対に考え及びません。

この体と一体化した色メガネは、まずは父親を頑固者としているのは自分の意味付けなのかもしれないと考えを巡らすところから始まります。もし、そうだとしたら・・・という魔法の言葉で頑固者以外の父親の余地が生まれるのです。これは訓練だと思って、試してみるところから始めると良いでしょう。

(2)「頭の中の会話」を整理することでコミュニケーション能力を向上させる

私も含めてほとんどの人は目の前の人に意識を100%集中して話を聞いているなんてことはほとんどありません。「今日の夜ご飯は何にしよう」とか「やべぇ、あの仕事やるの忘れてた!」とか頭の中で繰り広げられる会話に意識を向けがちです。結果的に目の前の人の話がよく頭に入っていないと感じた人は私だけではないはずです。

本当の意味で相手を聞くのであれば、自分の頭の中の会話を鎮めて目の前の人の話に集中することから始めないといけません。そうは思っても頭の中の会話を止めようとすると、どんどんうるさくなってくるという人は、「あー今頭の中の会話がうるさいなぁ」と認識していながら話を聞けばオッケーです。

それまでは、そんな認識もせずに話を聞こうとして結果的に全然聞けてないかったのかもしれないと思えば、認識できているだけでも大きな一歩です。認識を深めていけば訓練でどんどん頭の中の会話は静まっていきますからあせらず練習していきましょう。

「頭の中の会話」について詳細はコチラ

頭の中の会話に関する考え方は、コミュニケーション能力向上には非常に効果的です。特にコミュニケーションが苦手と思っている人には、さらに詳細を解説していますので「コミュニケーションが苦手な人でも大丈夫!原因を特定して改善する方法」の記事をご覧ください。

(3)体全体で相手の話を聞くことでコミュニケーション能力を向上させる

相手の話を聞く時には耳だけで情報を手に入れているわけではありません。

相手の表情や服装、体の使い方や、声のトーンや大木さん、声色などからもたくさんの情報が手に入ります。もちろん匂いや相手と握手した際の感覚からも相手からの情報はたくさん手に入ります。

つまり相手の話す文字情報だけではなく、自分の五感を総動員させて相手の話を聞くことでコミュニケーション能力を飛躍的に向上させることができます。

聞く能力の向上を追求すると相手の世界と同じ世界を見れる

相手が本当に伝えたいことに耳をすませるために、自分の解釈や意味付けを挟まないことをしたり、頭の中の会話に邪魔されないとか、体全体で話を聞くことを紹介しました。

この聞く能力を向上させ続けていくと行き着く先は相手と同じ世界に立つことになります。相手が今どんな世界から物事を見れるのか本当に自分のことのように体験するわけです。

物理的には違う人間なのですから、同じ世界に立つことなんてわからないと思います。ただ相手の事を本当に理解しようと挑戦し続けることは可能です。相手の世界が自分のことのようにわかるように聞く能力を磨き続けてください。

◆伝えるコミュニケーション能力を向上させる切り口

聞くことについて少しでも理解ができたら、次に伝えるコミュニケーション能力を向上する切り口から見ていきましょう。

コミュニケーションのゴールは状況によって様々ですが、たぶんコミュニケーション能力を向上させたいという人は情報が相手に伝わっただけでは満足しないのではないかと思っています。

私は伝えることのゴールとして根っこにあるのはコミュニケーションの結果として相手が充実したという体験に残されることを意識しています。

どうやったらそんな魔法のような伝えるというコミュニケーション能力を向上させることができるのでしょうか。

(1)相手にどんな称号を与えるのかこちらが決める

称号を与える?これだけ読んでも全く意味がわからないと思います。私がこの称号を与えるコミュニケーションについてはなるほどと膝を叩いたのが喜多川泰さんの本である『手紙屋』を読んだ時です。

この本では「相手に称号を与える」という意味でのノウハウが共有されます。たとえば、「あなたは優しい人ですね」と言われたらどう思いますか?そんなことはないですよ、家族の中では結構自分勝手な態度取ったりしますみたいな日本人によくありがちな謙遜なリアクションをしてしまいがちです。

・人間には様々な一面が複雑に絡み合っている

逆に「あなたは自分勝手な人ですね」と言われたら、今度はそんなことはないと否定したい気持ちになりませんか?手紙屋という本の中では、人間の中には色んな性格がまざりあって一つの性格だと断定することはできないと言っています。ただし、こちらから称号を与えることによって、相手の中にある数ある性格の中からその称号に見合った態度を引き出すことができると教えてくれます。

先の文章で、事実と意味付けの説明をした時に頑固なお父さんについて紹介しました。この頑固というのもお父さんの中にある様々な性格の中の一つで家族(特に私)の前では頑固さが色濃く出ていただけなのです。繊細なお父さんや、頼り甲斐のあるお父さんなど色んな性格が存在するはずだったのに頑固という称号をこちらが勝手に与えたがために頑固なお父さんの部分しか見ないようになったんですね。

・脳みそは焦点を合わせた情報を拾う癖がある

これは妊婦の方が子ども連れのベビーカーを妊娠が分かると同時に目にする現象と似ていますよね。意識がそちらへ集中してしまうのです。

ここで伝えたいのは、もし相手に対して何かを伝える上でマイナスになるような称号を与えているとしたら違う称号を与えてみたら、比較的簡単にコミュニケーションが取りやすくなる可能性があるということです。

特に頑固とか、気難しい人とか、常に怒っている人とか、会話をするのにネガティブに働くような称号を既に与えてしまっている相手なんかには改めて新しい称号をつけてみる挑戦をしてみましょう。

(2)相手に向かって自分の言葉で本当の思いを伝える

時々、話し方自体は上手なのに話しているとなんとなく言葉が軽いな・・・という印象の人は周りにいませんか?

逆に出てくる言葉はたどたどしくてスムーズではないのに心に響くコミュニケーションをする人に会ったことはありませんか?

技術で言えば淀みなく言葉が出てきて論理的でわかりやすい伝え方ができる人の方がコミュニケーション能力に長けていると言えそうです。しかし、ここでは少し根っこの部分で考えてみたいと思います。

なぜ、コミュニケーション能力が高そうな人でも心に響かないことがあって、さらに言葉がたどたどしくても感動的なコミュニケーションを取れる人がいるのか。

一つの考え方として「その人自身の言葉として話されているかどうか」がポイントになりそうです。自分の言葉というのは話す内容を丸暗記して伝えるというものではなく、自分の体験として言葉にすることができているかどうかです。

1、100%目の前の人に焦点を当てて伝える

100%目の前の人に焦点を当てるということは、全身全霊をかけて目の前の人に集中をするということです。

そこには、その人以外のことが思考に上がることはありません。「この商談を成功させないといけない」とか「この人からYesをもらわないといけない」とか余計なことを考える余地などない状態です。

その状態に自分を持っていくことができると、そのコミュニケーションの空間では自分と相手しかいない感覚になってきます。その時に口から発せられる言葉は自然と今この瞬間本当に相手に対して自分の本当の言葉で伝えられる状態に近いと考えて大丈夫です。

2、自分自身にどんな称号を与えた上で伝えるのか

次に自分に対してどんな称号を与えるのかも大切です。私は今回のコミュニケーションでは相手に対してどんな存在として認識して欲しいのかという考え方です。

例えばわかりやすく論理的に話す人だと思われたいのであれば、自分は物事をわかりやすく論理的に話せる人という称号を与えれば良いのです。

相手に対して常に安心感を与えられるという称号だって良いでしょう。自分にどんな称号を与えた上で目の前の人と関わるのかによって、コミュニケーションを取った時の情報の伝わり方が全然違うことを実感するでしょう。

◆「コミュニケーション能力の向上」まとめ

コミュニケーション能力を向上させるために「聴く」「伝える」という切り口で私が実践して効果が出た方法を紹介しました。

これまで読んだ本も参考にしましたが、今回紹介した本はどれもオススメです。

自分に起きたことを事実と意味付けとに分けて考えることで気持ちがクリアな状態で相手の話を聞けるようになります。「あー、なんか人のことを怖がっていたんだけど、ただ単に自分が勝手に解釈して勝手に怖がっていただけなんだな」と気づくことができると思います。

その上で目の前の人に全身全霊を傾けて向き合うことと自分の言葉を伝えることで、饒舌なスピーチなんかよりも相手の心に届くような伝え方ができると思います。

まとめ

・コミュニケーション能力で聞く力を向上させるために事実と意味付けを明確にする。
・コミュニケーション能力で聞く力を向上させるために頭の中の会話をコントロールする。
・伝える力を向上させるために100%目の前の人に自分の意識を集中させる。

<名言>
たとえば、早く出勤することで、ライバルよりも1時間多く仕事をすることができますね。これを10年間、続けてみなさい。積み重なって、2000〜3000時間も多く働くことになります。しかも、まったく邪魔の入らないゴールデンタイムです。おそらく、3000時間をはるかに超える効果を君にもたらしてくれるはずです。もしも、君がライバルより能力で劣っていたといても、よい習慣を身に付ければ勝つ事ができるようになります。よい習慣は、才能を超えるのです。『働く君に贈る25の言葉(佐々木常夫)』

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