人生100年時代と言われる昨今、一生食っていけるスキルが必要です。その一つの解決策になるのが副業と言われています。
雇われていることに慣れきった普通のサラリーマンがいきなり副業したり、起業したりなんて言うのは難しいんじゃないの?
確かに起業経験がなかったりすると、副業で自ら稼ぐってのはサラリーマンだとイメージしずらいかもしれないのう。
人生100年時代と言われている今だからこそ、今の職場でどのような観点で仕事と向き合えば良いのか考えてみよう。一生食うのに困らないスキルを身に付ける参考になるかもしれんぞ。
・人生100年時代に身につけておくべき一生食べるのに困らないスキルの身に付け方
◆三つの専門性を身に付けることで一万人に一人の存在になる!
藤原和博さんは書籍の中で自分をレアカード化することを教えてくれます。
レ…レアカードってカードゲームとかで高値で売買されるやつだよね。
そうじゃよ。藤原さんは希少性のある人材のことを、レアカードという例えで表現しているんじゃよ。わかりやすじゃろ。
それでは、サラリーマンが副業に一歩踏み出す時にも役に立つ、自分をレアカードにする方法の考え方を紹介させていただきます。
(1)100万人の中で一番になれるように専門性を3つの分野で持つ
レアカード化するための方法は100万人に一人の希少な人材になれ!ということです。
何もいきなり100万人に一人の存在になる必要はありません。藤原和博さんは100人の中で一番になれるような専門性を3つ持とうと言います。3つの分野にまたがる専門性を持っていれば1万人に一人の希少人材になれるわけです。
3つの専門分野を掛け合わせれば、それぞれ100人に一人であると仮定すれば「100×100×100」で1万です。これで1万人に一人のレアカード化された人間となり、一生食うのに困らないキャリアの一つのモデルにしようと言うわけです。
(2)100人に一人の専門性は最低でも1万時間をかけて作り出される
3つの専門性を持つ重要性はわかったよ。一つの専門分野で自分が100人に一人になったってどうやって把握するんだろう?
100人に一人の専門性を持ったかどうかは、その分野で1万時間を費やしたかどうかが一つの基準になるんじゃよ。
一つの専門性に特化できたかどうかは、一つの分野に1万時間を投入できたかどうかです。この考え方はマルコム・グラッドウェルの『天才!成功する人々の法則』の中で、天才としての共通項の一つにある分野で1万時間を没頭できたかどうかと書かれているのです。
藤原和博さんも、レアカード化するための一歩目としては、まず一つの分野に1万時間没頭することを勧めています。
ある分野を本気で1万時間没頭すれば、どんな人でもどんな分野でも世の中の100人に一人の逸材にはなれるはずなのです。
◆自分の今までのキャリアを振り返り3つの専門性を分析する
3つの専門性を身につければ100万人に一人の人材になれると聞いても、一体どの分野を突き詰めていこうか頭を悩ますかもしれません。
(1)一つ目の専門分野は最初に働いた環境で決まる
1万時間と聞くと果てしない数字に聞こえるかもしれませんが、分解していくとそうでもありません。
一日3時間費やしたとしても、約10年で到達します。一日5時間費やしたとしても約6年です。社会人として意識的に働いていたら、今の仕事の分野で一つの分野を探求することは可能なわけです。
経理でも、マーケティングでも、営業でも、開発でも、意識的に働いて1万時間には6年以内には到達できそうです。つまり、一番最初の専門分野は最初に働く仕事内容に紐づいているというわけです。
(2)二つめの専門分野はどこにする?
一つ目の分野で1万時間使うことができれば、だいたいの人が100人に一人の人材になれると言います。次に二つ目の専門分野を目指していくわけです。
特に決まりがあるわけではありません。自分がワクワクする方向で専門分野を選べる可能性があるわけです。現在、30代とか40代の人であれば既に二つ目の専門分野に身を置いているかもしれませんね。
1、二つ目の専門分野は一つ目の専門分野と似たような方向性でも良い
例えば藤原和博さんであれば新卒で入社したリクルートの営業という分野で一つ目の専門分野を構築しました。二つ目はリクルート流のマネジメントという分野で専門分野を培ったと言います。
このように二つ目の専門分野は、一つ目の専門分野と全く別ではなく大枠では同じ方向を向いていて良いと思います。営業をして活躍をしてマネジメントを任されるようになるというのは大きなキャリアの流れでは良くあることです。
さらには営業という業務経験を生かしてマーケティングや企画職として働くとか、営業で培ったコミュニケーション能力を生かしてキャリアコンサルタントになるなど、可能性は無限にあります。
2、二つ目の専門分野は魂がワクワクするものを選んでも良い
これから二つめの専門分野を見出そうという方は自分の魂がワクワクする対象を選んでも良いのです。
魂がワクワクするような分野とは何か?を理解するには橘玲さんの「人生は攻略できる」という書籍がオススメです。
橘さんはワクワクする対象のヒントに自分のキャラがあると言います。そしてキャラは人間関係の中で育まれるわけです。人間関係とキャラの中から、自分がワクワクする事や好きな事を見つければ良いのです。
おとなしいキャラの人は営業という専門分野にワクワクする人は少ないかもしれません。それよりも作業に没頭できるプログラミングという分野の方がワクワク度が高いかもしれません。
ワクワクする事や、好きな事というのは、それに没頭できるとか、それをする事に対していくらでも頑張れる対象のことを言います。ぜひ自分の人間関係やキャラを棚卸してみて二つ目の専門分野を探すヒントにしてみて下さい。
(3)三つめの専門分野はこれまでの分野とは遠い領域を選ぶ
三つ目の専門分野は一つ目・二つ目とは離れば分野を選ぶと良いと言われています。
藤原和博さんは一つ目は営業、二つ目はリクルート流マネジメント、そして三つ目は学校教育を専門分野としました。
今まで全く縁もゆかりも無い学校教育という分野で専門性を磨いたわけです。しかもこれまでに営業力やマネジメントを用いて学校教育に革命をもたらす事に成功したのです。
動画でも藤原和博さんのセミナーを聞くことができます。少し長いですが自分をレアカード化することについても触れているのでオススメです。
◆「副業を活用してレアカードになる」まとめ
サラリーマンの副業につながるキャリア戦略の一つとして自分をレアカード化する方法について整理してみました。
将来どうなるかわからない中で、食いっぱぐれの無いスキルを身に付けるという事はサラリーマンの本業として3つの専門分野を突き詰めていくことが大事です。
100人に一人の専門分野について掛け算ができてくると、サラリーマンでも副業を軌道に乗せやすくなってくると思います。
・3つの専門性を持つことで100万人に一人の人材になる。
・一つの専門性を磨くには一万時間を費やす。
・レアカード化した人材なら食いっぱぐれないキャリアを構築できる。
<おすすめ書籍>
自分の専門性を副業として提供できる一つの方法はコンサルタントとして活動する方法です。副業としてちゃんとお金を稼ぐには、専門性だけあれば良いわけではなく、コンサルタントとしてサービスを提供する作法があるのです。
著者のテッド・ニコラスは世界的なホテルチェーンを経営しつつ、コンサルタントとしても活躍しています。未経験者でも、どうやってコンサルタントとして収益を上げるのか?その具体的な手順を教えてくれます。今なら無料で手に入るのでお試しください。『コンサルタント企業成功法則大全(テッド・ニコラス)』
コメント