大学生の会社設立20歳未満は要注意!必ず親の同意書と戸籍謄本を準備しましょう。

会社設立・独立・起業アドバイザーのごはんつぶ(@gohaotsubu)です。これまで通算1000件を超える会社設立や起業、さらには採用や社員教育・コーチングのお手伝いをしてきました。

最近は大学生でも、アルバイトはせずにプログライミングなどを学びフリーランスとして稼ぐ人が出てきているみたいですね。

東証一部上場を果たした株式会社リブセンスも、代表である村上太一氏が19歳の大学生のときに立ち上げた会社です。

このように大学生でもカンタンに会社設立をする世の中になってきたと実感します。今後もこの流れは加速すると思うので、大学生が会社設立するときの注意点をまとめておきたいと思います。

この記事でわかること

・大学生が会社設立するときの注意点

◆大学生が会社設立するときの注意すべきたった二つのこと

この前、三人の大学生が会社を作りたいと相談に来ました。高校からの幼馴染で、大学に進学したばかりの三人組です。

やり手の大学生で、ビジネスアイデアを知り合いの投資家にプレゼンしたところ見事に出資してくれることになったそう。

さっそく知り合いの司法書士さんと話を聞いてみると、大学生が会社設立をするときは、二つのことに注意した方が良いことがわかりました。

(1)20歳未満の大学生なら親の同意書をもらって会社設立

大学生でも20歳未満であれば、親の同意書が必要です。未成年はまだ責任能力がないと見なされているらしいです。

そこで、未成年が契約することについては、十分な判断力のない人が結んだ契約だからあとで契約を無かったことにできる法律の規定があるのです。

そこで法務局では、会社設立に際して未成年がいる場合は、親の同意書を一緒に提出させるのです。(あとで紹介しますが、親であることを証明するために戸籍謄本の提出も必要。)

「親の同意書」のフォーマットは法務局にもありませんでしたので、自分で作らないといけません。できれば会社設立の専門家である司法書士にお願いした方がラクかもしれません。

(2)20歳未満なら戸籍全部証明書の提出をする

大学生でも未成年なら、親の同意書と一緒に戸籍謄本が必要です。

これは大学生と、その両親がちゃんと親子関係かどうかを確認するための資料です。そのため戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)というものを準備しないといけません。

戸籍のある自治体の役所に行けばもらえるのですが、たとえば祖父母の実家のように今の住まいと離れていると、原本を手に入れるのが面倒なので早めに準備しましょう。

もし大学生で、自分の力で会社設立するって人は、必ず法務局や公証役場に確認しながら書類作成を進めると良いですよ。

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◆会社設立以外で20歳未満の大学生が経営するときの注意点

大学生でも、成人した20歳以上であれば会社設立もラクなのですが、未成年だと少し面倒ですよね。

実は会社設立だけでなく、経営に関わる部分でも20歳未満の大学生にとって、面倒なことがいくつかあります。

(1)大学生が20歳未満の未成年だと創業融資の申し込みができないかも

基本的に20歳未満の大学生だと、日本政策金融公庫の融資を受けるのが難しいです。何回かやりとりをしたのですが、ある公庫の担当者からは20歳以上になってからもう一度来てくれと言われてしまいました。

一部例外的なやり方があるかもしれないので、本気で融資を受けたいときには、食らいついて担当者に確認してみるのも手だと思います。

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(2)取引先との契約について大学生が20歳未満の未成年だと面倒かも

通常は、未成年が契約を交わすには保護者の同意が必要です。ちゃんとした判断能力が無くて責任も取れないから、基本的に未成年が交わす契約は親が無効といえば取り消せるのです。

そこら辺のことをかじっている取引先だと、未成年の大学生が代表を務める会社との契約はリスクが高いと渋られてしまうかもしれません。

ただし、会社設立時に20歳未満の大学生が取締役になることについて、親の同意があるわけなので、基本的に会社経営者としての行動については、わざわざ毎回親の同意を取る必要はないわけです。

おおもりくん

20歳未満でも会社設立してしまえば、自由に事業活動はできるものの、珍しいから周りからの理解が低くて契約を嫌がられるリスクがあるんだね。

◆「未成年の大学生による会社設立」まとめ

今は本当に大学生でも会社設立することが多くなりました。私が学生の頃は、めちゃくちゃ珍しいパターンだったので、ある程度世の中から理解が得られ始めたと考えるとなんだか嬉しいですね。

世界の変化のスピードが激しい今だからこそ、柔軟さでは年配の人よりも優れていると思われる若手がどんどん新しい商品やサービスで世界の課題を解決していくことに期待したいです。

その時に、20歳未満の大学生であるがゆえに、会社設立の手続きでつまづかないように通常の会社設立準備に加え、親の同意書と、戸籍謄本の準備に注意しましょう。

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