私は正直、目標があろうとなかろうとどっちでも良いと思っています。
仕事をしているのであれば、ちゃんと目の前の仕事に集中できて価値を提供できることが大切ですからね。
でも今のほとんどの会社が目標を立てることを推奨していますから、目標が思いつかない人にとっては地獄なのかもしれませんね。
そこで私が使って役に立っている「目標がないときの魔法の質問」について紹介します。
質問を工夫するだけで、良い目標が設定できるのかなぁ?
良い目標を設定するには、質の高い質問を自分にしないといけないんじゃよ。
仕事の目標が思いつかないときの処方箋
仕事の目標が思いつかないことは決して悪いことではありません。
あなたが今どのような環境で目標が思いつかなくて困っているのかはわかりませんが、そんな時もあるんです。
私もアドバイス的な感じで「○○してみる」とか「○○である」みたいな事言ってしまうと思うんですが、それは決して○○できていないあなたは悪いという意味は全然ないんで思考の罠にはまらないようにしてくださいね。
(1)仕事の目標が思いつかないときに試してほしいこと
仕事の目標が思いつかない時に試してみる価値がありそうな行動を紹介します。
全部やった方が良いというよりも、こんな考え方もあるって感じで参考程度にみてください。
1、簡単なことを目標に設定してみる
目標を立てる時には何か大きなことを考えないといけないと思いがち。
簡単なことを目標に添えてはいかがでしょうか。
目標は途中で変えても良いわけだし、それが会社から認められるかどうかは別として簡単で自分ができることから行動する。
すると視野が開けたり、インスパイアが生まれる可能性だってあります。
目標が思いつかなくて困っていたらまずは簡単にできる目標を設定して動いてみる。
2、フィールドでプレーする
例えば野球を外から見ているのも楽しいのですが、フィールドでプレイすると次元の違う楽しさや緊張感、発見があります。
仕事も同じで、もしあなたが仕事において外野のような感覚で仕事をしているなら思い切ってフィールドに立ってみましょう。
野球をしている時に感じる両足で芝生を踏みしめる感覚や匂い、ボールが迫ってくる時の臨場感など全然違うのと同じで、仕事においてもフィールドでのプレイは体験が全然違うはずです。
立つ場所が変わると、目標が芽生えてくることがあります。
3、全力で目の前のことに打ち込んでみる
フィールドでプレーするってのは主体性を発揮すると言い換えても良いと思います。
そこで始めて目の前の仕事に今までにないぐらい本気で取り組んでみたらどうなるのだろう?とワクワクしながら打ち込んでみてください。
たぶんちょっと忙しくて、体力的にもきつくて、少し疲れるかもしれません(笑)。
でもそれは野球をフィールドで全力プレーした後のような清々しい爽やかな疲れかもしれません。
そして全力で目の前のことに打ち込むと、もしかしたら今まで見えていなかったものが見えるかもしれないです。
それが自分のできないダメな部分なのか、それともやり切ったという達成感なのかわかりませんが目標が思いつく一つの芽になり得るものが生まれる可能性を含んでいると思います。
4、本を読む、人に会う、とにかく勉強する
目の前の仕事を全力で打ち込んでいると実は次々と課題が起きてきます。
気合入れないと解決しないことなど困った出来事が降りかかってくるんです。
その困った状況になって始めて、その課題を解決するために情報を集めてみると今までにないぐらい情報を吸収していくんです。必死さが違います(笑)。
振り返ってみるとその課題解決することが目標になっているかもしれませんよね。あくまで可能性のお話ですけど。
(2)質問をすることで焦点を変えることができる
これまで説明してきた通り、目標が思いつかない時はある意味で負のスパイラルに陥っていることが多いです。
焦点が「目標設定は自分にできない」とか、「目標は辛く難しいものだ」とか、「目標を達成する自信がない」みたいなところに集中している中々良い目標が湧いてきません。
この焦点を変えるためにも「質問」が存在するわけです。
実は「自分の棚卸しをする」という違う切り口で、この負のスパイラルから抜け出す方法はあるのですが、それは別の記事で紹介しています。
どんな質問をすることで、「目標が思いつかない」という状態から焦点を変えることができるのでしょうか。次の項目で紹介します。
仕事の目標が思いつかない時に役立つ魔法の質問
問いと答えは対になっています。
良い質問ができれば、良い答えが返ってきます。
自分に投げかける質問の質が、人生の質と言っても過言じゃありません。
目標が思いつかない状態から、一歩抜け出すヒントになるような質問を紹介します。
(1)働く理由を見つける質問
仕事の目標って仕事のやりがいに紐づくことが多いです。
仕事のやりがいを見つける質問をすることによって、目標が思いつかない時の一つの解決策が生まれるかもしれません。
1、あなたの仕事はお客様からどのように喜ばれていますか?
仕事をしているということは、たぶんあなたの仕事の受け手がいるはずです。それがお客様です。
接客業ならわかりやすくお店に訪れたお客様ですよね。メーカーで部品を作っている会社で働いているとしたら部品を納品してくれる会社ですよね。
さらには想像を膨らませてその部品で作られたものを使ってくれるエンドユーザーだってお客様と言えますよね。
そんなあなたのお客様は、あなたの仕事によってどんなふうに喜んでくれていますか?
2、あなたの仕事に関わる人に直接会って話を聞くにはどすればいい?
あなたの仕事の影響を直接受ける人に会ったことはありますか?
お客様はもちろんですし、取引先だってそうです。できればそうしたあなたの仕事の影響を直接受ける人に会ってお話を聞いてみてください。
そのためにはその人たちと会わないと何もはじまりませんから、質問は「あなたの仕事の影響を直接受ける人に会って話を聞くにはどうすればいいですか?」です。
3、あなたが仕事を辞める日に一緒に働いている人からどんな言葉をかけて欲しい?
いつか必ずやってくるあなたが仕事を辞める日。
その時に一緒に仕事をしている仲間からどんな言葉をかけられたいでしょうか?
職場での人間関係は薄いから声なんてかけられない・・・なんていう事ではなくて、あくまで想像で「こうだったら良いなぁ」というイメージをフル回転させてください。
あなたにとって良好な職場の人間関係が達成できたとして、仕事を辞める日にどんな言葉をかけてもらえたら心が喜びで充満するでしょうか?
(2)目標が苦手という焦点を変える質問
目標自体に苦手意識がある人は、持っているネガティブな感情を上手に切り替えていく必要があります。
質問によってマイナスに当てられている焦点を、プラスに向けてみましょう。
1、あなたにとって目標とはどんな意味がありますか?
あなたの目標に対する意味付けを明確にしてください。
目標は辛いもの?苦しいもの?ストレスフルなもの?
なんとなくモヤモヤしたものが胸にあるなら、できる限り言語化してみましょう。
もちろんプラスの意味付けをしている人はそれも文章にしてみてください。
2、あなたが持っている目標に対するストーリーはどんなものですか?
次に目標に対する意味付けをした原因を探っていきましょう。
たとえば辛いとか、苦しいとか、目標に対して感じた原体験はどんなものでしょうか?
どんな体験が原因で、そのような感情を持つようになりましたか?
3、目標に対してポジティブな意味をつけるとしたらどんなものですか?
最後に、全部出し切ったあとに、目標対してポジティブな意味があるとしたら、どんな意味をあなたは付けますか?
焦点が変われば、目標に対する見え方が変わります。
目標は、自分の価値を高めてくれる最高のツールだと気づくことができれば、目標が思いつかないという呪縛から解き放たられるはず。
【まとめ】目標が思いつかないときの魔法の質問
ここで言いたかったのは仕事の目標が思いつかない時には、(1)仕事の向き合い方を見直してみる。(2)自分に投げかける質問によって内面を深堀りしてみる。この二点です。
ただ目標が思いつかなくたって、別に死ぬわけではないですし、あなたに価値がないとか仕事ができないとかそんな意味はないんです。
だからこそ、肩の力を抜いて軽やかにまずは上の質問に答えてみてください。試行錯誤すればするほど、新しい価値が発見できるので楽しいです。
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