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カフェ経営&喫茶店開業すると年収や収入はいくらになる?開業後の売上を最大化する秘訣!

カフェや喫茶店は身近なお店だからこそ誰でも一度はカフェ経営・喫茶店開業を夢見たことがあるのではないでしょうか。そんな私も学生の頃はオシャレなカフェ・喫茶店をいつか開業したいなぁと思った一人です。

お金儲けのためだけにカフェ経営・喫茶店開業する人は少ないかもしれませんが、最低限の生活が出来るぐらいの収入・年収があるかどうかは知りたいですよね。

カフェ経営をしている人たちの年収は一体どれぐらいなのでしょうか?その金額とカフェ経営・喫茶店開業後に収入を最大化する秘訣も一緒に調べてみました。

この記事でわかること

・カフェ経営&喫茶店開業オーナーの年収・収入について
・カフェ&喫茶店の売上を最大化するノウハウ

目次

◆カフェ経営・喫茶店開業オーナーの平均収入・年収

カフェ経営や喫茶店開業のオーナーの平均収入を調べていきます。わかりやすいようにサラリーマンの平均収入と比較してみたいと思います。

(1)日本のサラリーマンの平均収入(平均年収)について

国税局のデータで言えば平均収入(年収)は男性で511万円、女性で272万円です。男性で平均収入500万円超えているんだぁと思ったのですが、年齢別の収入を見ると当たり前ですが見事にバラつきがあるんですね。

男性の平均収入は20代で270万円、30代で450万円、40代で600万円、50代で640万円、60代で420万円となっていました。終身雇用が崩壊した今、40代・50代でこんなに収入を得られるか悲観的ではありますが、一応の目安としてサラリーマンがこれぐらいもらっているというわけですね。

サラリーマンの場合は社会保険に加入しているので、将来年金をもらえる金額などは個人事業主と比べて多い点なども注目しておくべきだと思います。

(2)カフェ経営・喫茶店オーナーの平均収入(年収)について

一般的にカフェを開業する人の収入は売上の10%ぐらいだと言われています。もちろん効率的な経営を目指す事によってもう少しカフェ経営者の収入(年収)は増やすことができると思います。

1、カフェ経営・喫茶店オーナーの平均年収の目安は売上の10%?

カフェ経営・喫茶店オーナーの平均年収が10%はどれぐらい信憑性があるのでしょうか。もしそうだとしたら飲食店全体で経営者・オーナーの平均年収が627万円という調査結果(日経ビジネス)があるので、それよりも低いのかなといった印象です。

2、カフェ経営・喫茶店開業すると単価が低いので利益を最大化する工夫が必要

なぜ飲食店の全体平均よりもカフェ経営・喫茶店開業が平均年収は低い傾向があるのでしょうか。それは店舗型ビジネスで設備にかかる費用が大きい割に、売上の一人当たりの単価がひくいことがあります。さらにカフェや喫茶店はお客様が長居することも多いので回転率も悪くなるので結果的に売上が伸び悩む傾向があるわけです。

◆カフェ経営者・喫茶店オーナーの収入(年収)の割り出し方

カフェ経営者・喫茶店オーナーの平均年収が売上10%というお話をしましたが、具体的にシミュレーションを立てる時の考え方を紹介しておきます。

カフェ経営や喫茶店開業には多額の設備資金や売上が軌道に乗るまでの運転資金が必要です。事業を始める前は必ず事業計画を立てましょう。自己資金で回らない時は融資を受けるなどして売上が軌道にのるまでの戦略が必要です。

カフェ経営・喫茶店開業の融資を成功させる方法

事業計画を作ると資金の計画が見えてきます。自己資金で足りない金額は融資を受けることがほとんどですが、希望額を融資してもらるためには綿密な準備が必要です。詳細は「起業時の融資による資金調達を成功させる7つのポイント」の記事をご覧ください。

(1)カフェ経営・喫茶店開業は一朝一夕で儲からないことを知る

細かい計算の前に、カフェ経営が儲からないと言われる理由を確認しておきましょう。背景を知っておけばカフェ起業する時に何か対策を立てられるかもしれません。

「単価が低い」「回転率が悪い」という二点は店舗型ビジネスとしては致命的ですが、そこから改善するアイデアが出てくるかもしれません。

1、カフェの経営は単価が低い

カフェのメニューはコーヒーが一杯500円、ケーキとセットで1000円、ランチも大体1000円前後ぐらいです。通常の飲食店や居酒屋に比べても一人当たりの単価が低い点が儲からない理由の一つです。

2、カフェの経営は回転率が悪い

カフェに訪れる人は友人と会話を楽しんだり、本を読んだり、勉強をしたり、それぞれが個々人の時間を自由に過ごしています。そのため、一人あたりの滞在時間も長くなり、回転率も非常に悪くなります。

(2)カフェ経営・喫茶店開業にかかる経費の一般的な割合

カフェ経営の場合、場所や広さ、時間帯などの条件によって売上はバラつきが出てきます。競合のカフェの売上や経費を参考にするよりも、売上にかかる経費の割合を一つの基準として考える方法があります。

1、食材にかかる経費の割合は売上の30~35%

一般的にカフェを始めとした飲食業の食材費は売上の30%です。原価率は3割というのが業界の平均と言われています。うちは素材にこだわるんだよ・・というお店は原価率は4割だったりします。

ちなみに、「俺のフレンチ」などで有名な俺のシリーズでは、お客さんを超高速回転させる事で原価率平均6割でも儲けを出していると言います。飲食店開業のセオリーから逸脱し、工夫をする事で成功した凄い事例ですよね。

原価が高い&低価格でサービスを提供するには回転率を高めるというのが一つの方法なわけですね。

2、人件費は売上の30%

カフェを始めとした飲食店だけでなく、一般の企業を含めて売上に占める人件費の割合は3割と言われています。

ただし、カフェの場合は一人当たりの単価も少なくなりがちですし、お客の回転数も悪い(一人あたりの店に滞在する時間が長い)ので売上が低くなりがちです。

そのため人件費を切り詰めるために最安の時給で人を雇うしかなかったり、家族にお店を手伝ってもらったりする必要が出てくるわけですね。

3、残りの40%でその他の経費をまかなう

カフェの売上残りの40%で家賃や水道光熱費、広告宣伝費などを支払っていきます。残った部分がカフェオーナーの収入になるわけですね。

4、売上の10%ぐらいが経営者の収入

すでにお伝えしましたが、一般的には売上10%がカフェ経営者の収入になると言われています。多いと思いますか?少ないと思いますか?

3000万円を売り上げても年収は300万円・・・なんか少なくて寂しい気もしますよね。年間3000万円って月で計算したら月250万円です。25日稼働したとしても一日の売上は10万円ですよ!カフェで一日の売上10万円って凄い高いハードルのように思えて仕方ありません。

客単価を高めの2000円で計算しても、一日に50人来店してくれないといけないわけです。座席数が10席で5回転、20席で2.5回転が必要です。。。

こんなには無理だよ!というのであれば、出ていく経費や工夫して売上を上げる事でカフェオーナーの収入となる割合を増やさなければいけないですね。

◆カフェ経営・喫茶店を開業するなら工夫して売上を最大化する!

お金儲けのためにカフェ開業を目指す人は少ないと思います。ただし、最低限の生活をするためには、それを確保するための売上が必要であり、経費を抑えるための工夫が必要そうです。

(1)コーヒー豆やジャムなどテイクアウト出来るものを売る

売上を増やすための工夫点としては一人当たりの単価を増やすのが一番です。カフェ経営において、一人当たりの単価を増やすにはテイクアウトのラインナップを増やす事です。

ジャムやパンなどカフェに親和性の高いものは販売しやすいと思います。仕込みに手間がかかりますし、もちろん設備を用意するのにお金が必要ですし、調理の技術が必要なので慎重に検討したいところです。

コーヒー豆はカフェよりも利益率は抜群に高いです。しかもコーヒーは継続性のある消費ですから一度顧客化したら息の長いお得意様になる可能性が高いです。

自家焙煎で他のカフェと差別化する時は焙煎機は数百万円するのでちゃんとペイできるか事業計画を作って十分検討する必要はあるでしょう。ただ通販の可能性が出てくるなどカフェ経営上の売上を底上げする可能性は十分にあります。

(2)コーヒーに関するノウハウなどの情報を売る

他にもカフェの経営では、店舗で売上を稼ぐだけではありません。ただ、美味しいコーヒーの淹れ方や、カフェ開業のノウハウなど、自分が経験者として人に教えられることをセミナーでも本でも、動画でも手法は何でも良いので誰かに提供することができます。

今は過去に考えられなかった方法で情報をお金に変える事ができます。電子書籍やnoteというサービスでカフェに関する情報を有料販売できます。ブログやYouTubeでは視聴者がいれば広告収入を得る可能性もあります。

ここで大切なのはカフェ経営で売上を上げる方法は一つじゃないということですね。手法は100万通りあるという考えと柔軟な発送でいろいろと考えてみてください。

(3)お店が稼働していない時間を有効に使う

カフェ経営として運営する時間帯は朝から夜ぐらいでしょう。カフェを閉店してからオープンするまではお店を閉めているわけですから家賃だけ発生して売上は生み出さないのです。

この場所代って以外ともったいない気がしています。この場所代をもし有効活用できるようになれば隠れている売上を生み出すことができるかもしれません。

例えば夜中にバーでも何でも経営したいパートナーを探して日中はカフェ経営、夜中はバー経営をすることで店舗が結果的に24時間営業されている状態は理想的ですよね。

最近ではニューヨークの方でフリーランスや自営業向けにレストランの空いている時間帯をワーキングスペースとして貸し出す動きがあるようです。ノマドワーカーは高速WiFiとコーヒーが飲めれば仕事ができるわけでレストランが運営していない休日や朝や夜中の時間帯を有効活用できると言います。

これはもしかしたらカフェにも応用できると思います。ワーキングスペースとして必要な条件は全てカフェには揃っていますから、あとは人件費など上手く利益が出る仕組みを作れば効果的かもしれません。

(4)カフェの枠組みを超えた料金設定を検討してみる

カフェ経営はどうしても回転率が低くなりがちです。居心地の良い空間を作ろうとすればするほど、回転率は低くなってしまうでしょう。

ただ一部のカフェではこうした状況を打破するように定額の料金体型を導入したり、チャージ料を設定したりしているようです。これも今までのカフェ経営の常識で考えても思いつかないアイデアですよね。

東京の初台にフヅクエというカフェがあります。ここはお客様がゆっくりと自分だけのカフェの時間を過ごせるように長居することを前提とした仕組みづくりをしています。基本的に席料としてチャージ料を取っていますが、画期的なのは注文をすればその席料がどんどん安くなっていくのです。

このお店に来て説明を聞いてメニューを眺めていると、席料をゼロにするために長居しながらも「もう一杯コーヒー飲んでみようかな」「ランチもこのカフェで食べようかな」という気持ちに自然とさせられます。こうした既存のカフェでは存在しない画期的なアイデアでカフェ経営の課題を解決することも十分にできるのですね。

本を読める店fuzukue

(5)効果的な税金対策をする

カフェ経営者の収入が年間の売上から経費を差し引いた利益だというお話をしました。実はその利益から税金を差し引いた金額が使える手取りの金額になるのです。

この税金を上手に節約することによって、カフェ経営者の使える金額が増えることにもなります。カフェ経営が軌道に乗り、利益が順調にで始める頃には税金対策も丁寧に行うことが大切になってきます。

カフェ経営をする人は個人事業主としてスタートする事が多いと思います。その時にできる税金対策についてはこちらの「個人事業主が経費を最大限活用して税金対策をする方法」の記事をご覧ください。

◆まとめ

カフェの開業を夢見る人でも収入は生活の糧となるものですから最低限の収入は確保したいものです。カフェ売上の10%と聞くと大幅に売上を立てるか、経費を下げるかして、利益率を高めるしか方法はありませんから工夫が必要になるわけです。

既存のカフェ経営のノウハウでいけばそれで終わりなのです。今回紹介したような様々なアイデアを使ってカフェ経営の抱える課題を解決するような形で売上を最大化したり、経費を効率化して収入を大きくする工夫のしがいがあります。

ここでは明確な答えを出すことは出来ませんが、考える事を諦めては上手くいくものもうまく行きません。工夫をし続ける事で、夢のカフェ経営をただの夢で終わらせず幸せなライフスタイルを手に入れるよう頑張って欲しいものです。

▼カフェ経営のように店舗型のビジネスにはお金が必要です。
場合によっては大きな金額の融資が必要かもしれません。そこで起業時に活用できる資金調達方法を整理してみましたので、こちらの「起業時の融資による資金調達を成功させる7つの方法」という記事をご覧ください。

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