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【起業家必見!】個人事業主が納める税金の種類をわかりやすく解説

この記事でわかること

サラリーマンと個人事業主が納める税金は「所得税」

同じ所得税でも、納める流れが少し違います。

個人事業主として起業したら、所得税以外にもどんな税金があるのでしょうか。

税金の種類を整理すると同時に、どんな流れで納めるのかを解説します。

おおもりくん

所得税とか消費税とか言われても、実は良くわからなかったりするんだよね。

しゃもじい

個人事業主として起業するなら知っておいて欲しい税金の種類を網羅しとくぞい。

目次

◆個人事業主が起業すると納める税金の種類とは?

個人事業主とは、「個人で事業をしている人」。ざっくり説明すると会社というかたち以外で起業をした人たちのこと。

たとえば町の八百屋さんとかでも、会社でなければ個人事業主として商売しているってわけです。

そんな個人事業主が納めている税金は「所得税」「事業税」「消費税」「住民税」が主力メンバーです。

(1)所得税

所得税とは、所得にかかる税金。

所得というのは、いわゆる私たちの収入です。

もっと厳密に言えば、総収入から税率をかけるための計算した数字を所得といいます。

その所得に税率をかければ所得税が出るわけです。

この所得が大きくなればなるほど、税率も大きくなるのが所得税の特徴です。

おおもりくん

所得ってどうやって算出されるの?

しゃもじい

個人事業主の場合は、すごいざっくり説明すると「売上から経費を差し引いた数字」が所得じゃよ。

(2)個人事業税

個人事業主として起業したら、知っておくべき税金の一つが個人事業税です。

会社員のときには出てこなかった税金です。

これは特定の事業をしている個人事業主が納めるべき税金。

たとえば歯医者を開業してたら個人事業税は5%だし、接骨院なら個人事業税は3%といった具合で、業界ごとでも違いがあります。

>参考:東京都主税局で紹介されている事業税のページ

おおもりくん

業界ごとに税率がバラバラなんて、なんか不平等。

しゃもじい

所得も290万円以下なら、個人事業税はかからないんじゃよ。

(3)消費税

消費税も忘れちゃいけない個人事業主の税金。

赤字でも払わないといけない税金だったりするので、実は怖い存在です。

だからこそ、起業したら適当に値決めするのではなく、お客様からちゃんと消費税のことも考慮して価格を決めましょう。

おおもりくん

あれ?でも知り合いの起業家は消費税納めていないって言ってたよ。

しゃもじい

起業したばかりだったり、2年前の売上が1000万円を超えてなかったりすると、消費税納めなくて良いこともあるんじゃぞ。

(4)住民税

住民税は済んでいる地域に払う税金。

たとえば東京都渋谷区で開業したら、渋谷区に住民税を払います。

おおもりくん

サラリーマンでも住民税あったね!

しゃもじい

そうじゃよ。会社員でも、個人事業主でも収入の約10%を住民税として払っているんじゃ。

サラリーマンの場合は、お給料から住民税が天引きされていると思います。

個人事業主は、市区町村から住民税の納付書が届くので、その書類の沿って税金を納めましょう。

◆個人事業の税金はどうやって納めるの?

個人事業として起業したら、「所得税」「個人事業税」「消費税」「住民税」の4つは納める可能性の高い税金として抑えておきましょう。

次に起業家を混乱させやすいのが、税金を納める仕組みやタイミング。

これを知っておくだけで、頭の中がだいぶスッキリしますよ。

(1)所得税・個人事業税を納めるスケジュール

所得税と個人事業税は毎年3月15日の確定申告で決定します。

1月から12月分の売上や経費を計算して納税額を決定します。

毎月会計ソフトなどを使って丁寧に情報を入力しておけば、確定申告間際になって慌てて作業しなくてすみます。

でもほとんどの人がギリギリになって作業を始めているみたいで、年明けから3月15日までの個人事業主はみんな忙しいです。

クラウド型の会計ソフトを活用すれば、自動取り込み機能とかがあるからラクチンなんですけどね。

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(2)消費税を納めるスケジュール

消費税は納める必要がある個人事業主と、納める必要がない個人事業主がいます。

すごいわかりにくいんですけど、基本スタンスは2年前の売上が1000万円を超えているかどうか。

1000万円を超えていなければ、今年は消費税の申告はしなくて良いってことです。

おおもりくん

消費税の申告をする必要のない個人事業主は、お客さんからも消費税もらわなくて良いってこと?

しゃもじい

あくまでも消費税を納めることを免除されているだけだから、お客さんからはちゃんと消費税はもらっておいた方がいいぞい。

期間限定のボーナスポイントぐらいに思っておくと良いじゃろうな。

売上が伸びれば、いつかは消費税納めなきゃいけなくなるんじゃから。

(3)住民税を納めるスケジュール

住民税は住んでいる自治体に納める税金。

納税額は収入の約10%と言われています。どうやって計算するかといえば確定申告の数字が元になっています。

個人事業主は確定申告によって1年間の収入が明確になります。所得税などの税金も明確になります。

その情報が、次に市区町村に引き継がれ、そこで住民税が計算されるわけです。

そうすると確定申告が終わったあとに市区町村で計算されるので少し時間差がありますよね。

だいたい6月ぐらいに、個人事業主の手元に住民税の納付書が届くので、4回ぐらいに分けて1年間かけて払っていくのです。

おおもりくん

去年の収入が、翌年の税金に影響を与えるっていうのは、住民税のことなんだね。

しゃもじい

そうじゃね。1月から12月の収入から、翌年3月15日に確定申告する。その後、自治体から6月に住民税を払えとくるわけだから、だいたい一年遅れじゃな。

「個人事業主にかかる税金」まとめ

サラリーマンの時のように会社が勝手に税金の処理をしてくれるのはラクですよね。

逆にそんな環境が私たちの税金に対する危機感を薄めてしまっているとも思います。

個人事業主として起業すれば、税金の計算は基本的に自分でやらないといけません。そこでやっと、税金の種類や納税の仕組みについて本腰入れて理解しようという気になってくるのです。

その導入として、ここで紹介した「所得税」「個人事業税」「消費税」「住民税」は基本を抑えておくと良いと思います。

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